2010
5月
17

行動ファイナンスを自分の物にしてトレードで利益を出す

株式市場に予期せぬ出来事(暴落など)や下落トレンドが思いのほか
長期に渡り、株式市場や為替証拠金取引市場(FX)が悲観一色に染ま
っているとします。

そんな時、行動ファイナンスを理解して、自分のトレードルールの一
部に加えている人にとっては、その状況はまさに千載一遇のチャンス
となります。

そして、かなりの確立で利益を上げていくことが出来ます。

行動ファイナンスを理解できていない人は、予期せぬ状況に遭遇して
金銭的に大きなストレスを受けると、冷静な判断が出来なくなります

結果、パニック状態に陥ります。

そして、『暴落時の投売り』という現象を引き起こします。

株式市場や為替証拠金取引市場(FX)などの市場の値動きを支配して
いるものは人間の心理ですから、このような突発的な事態が起こった
ときには、当然本来あるべき価格(価値)とはかけ離れた値になりま
す。

行動ファイナンスを理解している人は、そういうチャンスを虎視眈々
と狙っています。

売り込まれて、本来の価値とはかけ離れてしまっているものは、いず
れは元の価値に戻る力が働きますから、そんなチャンスを逃す筈もあ
りません。

そうして、多くの人が判断ミスをして損失覚悟で投げてくれたものを
行動ファイナンスを理解している人は、安い値段でしっかり仕入れ
て、利益にしていくということになります。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
22

トレード法に影響を及ぼす「認知のゆがみ」⑤小数の法則

小数の法則の魔術にかかると、ある集団から取り出した小量のサンプ
ルは、その母集団の特性がそっくり現れているように思わされてしま
います。

小数の法則とは、統計学でいう【大数の法則】をもじったもので、こ
れは、大量のサンプルにはそれが取り出された母集団の特性がそっく
り現れているという法則です。

世論調査は全て、この考えをもとに行なわれます。

ランダムに抽出された500人は、2億人かそれ以上の母集団の動向を探
るよいバロメーターになります。

これとは対照的に、あまりに少ないサンプルには、元なる母集団の特
性があまり反映されません。

例えばあるトレード戦略が、6回のテストのうち4回成功したとします

たいていのトレーダーはこれを有効な戦略と見ますが、統計学的証拠
に照らし合わせると、確信のある結論を引き出すには情報量が充分で
無いということになります。

3年連続で市場平均指数を上回る業績をあげたファンド・マネージャ
ーは英雄視されますが、残念なことに2年や3年の業績では、長期的な
期待値がどの程度なのかほとんど予測がつきません。

【小数の法則】の影響を受けるトレーダーは、安易に過大な信頼を寄
せたり、そっくりそれを失ったりしてしまいます。

ここに直近偏向と結果偏向が加わると、せっかくトレーダーが有効な
アプローチ法をとっていても、そのアプローチ法が機能し始める前に
それを放り出しかねません。

認知のゆがみはトレーダーに、計り知れない影響をおよぼします。

認知のゆがみに惑わされなければ、ほぼ全ての【ゆがみ】が金儲けの
チャンスに繋がるからです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
21

トレード法に影響を及ぼす「認知のゆがみ」④係留(アンカリング)

係留アンカリング)とは、不確実さが支配する意思決定のトレード
の場面で、トレーダーが容易に手に入る情報に頼りすぎる傾向を言い
ます。

トレーダーは、あまり遠くない直近の価格を意識に刻みつけ(係留
、現在の価格がその価格とどういう関係にあるかを基準に、トレード
の意思決定を行なう習性があります。

トレーダーの多くが、ポジションの処理に失敗する理由の一つには、
これが起因しています。

直近の高値を意識に刻み付け、現在の相場の価格をそれと比較してし
まうのです。

そのような比較をすれば、現在価格は常に低すぎる状況となってしま
います。

トレーダーはしばしば、大勢が支持するからという理由で、ある物事
を支持するようになります。

これをバンドワゴン効果、あるいは群れ効果と言います。

バブルの最後に訪れる青天井の価格の上昇は、このバンドワゴン効果
が一つの背景としてあると考えられます。

特に、日本人は、この群れるという行動が他の国の民族に比べ本能的
に強い傾向があるので、いかに優れたトレード法を身につけていたと
しても、かなり意識してトレードに望まないと、上記してきた、認知
のゆがみに取り込まれやすいので、自分を律する力量がトレードを行
なう際には必要になってきます。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
20

トレード法に影響を及ぼす「認知のゆがみ」②埋没費用効果

これから支払うことになる費用より、すでに支払ったか、支払うこと
が決まっている費用の方を重視する傾向。

この現象はトレードにどのように影響するのでしょうか?

20万円の利益を期待してトレードを始めた、トレード初心者がいると
します。

このトレーダーはトレードに参入するにあたり、価格が下落して10万
円の損失を出したら持ち高を解消すると決めました。

数日後、持ち高は5万円の損失となってしまいました。

さらにその数日後、損失は10万円を超えて来ました。トレード資金の
1割以上にあたる額です。

トレード資金は100万円あったものが減少して、90万円を割り込んでき
ました。

これは、このトレード初心者が、持ち高を解消するとあらかじめ決め
ていた額でもあります。

10万円の損失を出した時点でトレードを降りるという当初の決意を守
るべきか、それとも守らずに持ち高を維持すべきかという二者択一を
迫られたトレーダーに、「認知のゆがみ」は、この場合どう作用して
くるでしょう。

損失回避が作用すると、このトレーダーは持ち高を解消しずらくなり
ます。

なぜなら、持ち高の解消は損失の確定にほかならないからです。

トレードを降りない限り、いつか市場が活況を取り戻し、損失が利益
に転じるという希望を持ち続けることが出来るからです。

埋没費用効果の作用を受けると、トレーダーは、今後相場がどう動く
かではなく、すでにトレードで支払った10万円を無駄にしないために
はどうすべきかという観点から決断を下すようになります。

つまり、このトレード初心者は、相場が今後どう動くかではなく、損
失を確定して10万円を無駄にしたくないという思いから持ち高を維持
することになります。

価格がさらに下がって損失が20万円に膨らんだら、このトレーダー
どうするつもりなのでしょうか。

合理的思考に従うなら、トレードを降りるべきです。

はじめの頃の思惑がどうであれ、もともとトレードを降りると決めた
価格をさらに下回ったということは、その思惑の誤りを相場に告げら
れたようなものです。

あいにくこの時点で、損失回避と埋没費用効果はどちらもこれまで以
上につよくなっています。

避けたかった損失は膨れ上がり、考えるのも見るのも辛くなります。

多くのトレーダーは、結局そのままズルズルとトレードを続け、トレ
ード資金をごっそり失うか、トレード資金の30~50%、つまり最初の計
画のおそらく3倍から5倍の損失を出してから、パニックに陥ってから
ようやくトレードから退散するようになります。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
17

トレード法に影響を及ぼす「認知のゆがみ」①損失回避

トレード法を用いるトレーダーに認知のゆがみによる、損失回避とい
う心理が働くと、トレードに参加しているトレーダーは、儲けを出す
ことより、損失を出さないようにする心理が強くなります。

トレーダーにとって、10万円を失うことと10万円を儲けないことは同
じではありません。

しかし、合理的な観点からすれば、、どちらも総額10万円のマイナス
の交換であって、同じ意味になります。

研究によると、損失を出したときの心理的影響力は、どうやら儲けが
でたときの2倍になるそうです。

トレードの上で損失回避は、トレード法に機械的に従おうとする心理
を妨げる働きをします。

というのも、システムに従ってこうむった損失は、そのトレード法
使って得たはずの利益より大きく感じられるからです。

トレード法のルールに従っているのに損をした時は、チャンスを見逃
したりトレードルールを無視して損を出したときよりも、心に受ける
痛みが強いものになります。

つまり10万円の損失が、チャンスを見逃して儲けそこなった20万円に
匹敵する心の痛みをもたらすのです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
17

トレード法におけるトレードでトレーダーに起こる【認知のゆがみ】

自分が築き上げた、トレード法トレーダートレードを行う際に、
出来る限り、正確にかつ忠実に従おうと、極力努力をします。

ところが、実際に自信をもって築き上げたトレード法を用いて、トレ
ード
に臨んでいるはずなのに、負け組トレーダーの多くの人は、何故
か、そのトレード法のあらゆるサインに従えずに結局は大きな損失を
出したりします。

その理由は、人々がこれまで築き上げてきた処世観(金銭感覚など)
は、もっと単純な環境でなら有用なのですが、トレードの場ではそれ
らが障害となってしまうことがあるからです。

例えば、トレードに参加している負け組みトレーダーの多くが起こす
失敗の例を挙げさせてもらうと、自分のトレード資金に何らかの小さ
な損失が出た時に、その小さな損失を出したくないために、相場の行
方を見誤り、損切りが出来ずに、やがて取り返しがつかないほどの損
失になってしまったりするパターンです。

この場合、小さな損失のうちに、日常生活の金銭を失う感覚をダブら
せてしまった結果、大金を失ってしまうという、せっかく築き上げて
きた、トレード法を台無しにしてしまう最悪の形ですが、本当に多く
負け組みトレーダーが起こしがちな過ちです。

ちょっと、例題にまつわる話が長引いてしまいました。

本題に戻ります。

こうした、トレードの際に起こりがちなトレーダーの現実認識の曲折
を、【認知のゆがみ】と読んでいます。

それでは、トレード法に影響を及ぼす【認知のゆがみ】をいくつか挙
げていきましょう。

■損失回避
トレード法で利益を得るより損失を避けることを優先しようとする傾
向。

■埋没費用効果
これから支払うことになる費用より、すでに支払ったか、支払うこと
が決まっている費用の方を重視する傾向。

■処理効果
利益は早く確定して、損失は出来るだけ見てみぬふりをして、いわゆ
る塩漬け状態のままいつまでも放置しておくトレードの傾向。

■結果偏向
過去のデータや経験より、最近のデータや経験に重きを置くトレードの
傾向。

■係留(アンカリング)
簡単に手に入る情報に頼りすぎる傾向、あるいはそれに縛られる(ア
ンカー)トレードの傾向。

■バンドワゴン効果
あるものごとを、大勢が受け入れているという理由で受け入れる傾向。

■【少数の法則】信仰
少なすぎる情報から、不適切な結論を導き出す傾向。

これが全てと言うわけではありませんが、ここに挙げた【認知のゆが
】の中には、そこから生じた誤算がトレード法によるトレードと価
格に大きな影響を及ぼすものが含まれています。

次回からは、上記したトレード法に影響を及ぼす【認知のゆがみ】を
一つずつ見ていきます。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
16

優れたトレード法は、行動ファイナンスを利用したトレードです

優れたトレード法で、トレードを上手く運ぶコツは、人の心を読むこ
とです。

相場人の心理で構成され、人と言うものは誰でも、希望や恐怖や弱
みを抱えています。

トレーダーは人間の感情からチャンスが生まれるのを、虎視眈々と待
ち構えていなければトレードで勝利することは出来ません。

ありがたいことに明敏な学者達(行動ファイナンスパイオニアたち)
によって、人は意思決定の際に感情に左右されやすいことが明らかに
なりました。

行動ファイナンスという学問分野が脚光を浴びるきっかけとなったの
は、【ロバート・シラー】のすぐれた著書『根拠なき熱狂』という本
でした。

その後、【ハーシュ・シェフリン】が名著『行動ファイナンスと投資
の心理学』で、踏み込んだ考察を行なっています。

この分野の研究のおかげで、トレーダーや投資家は相場の動く理由が
理解できました。

いったい、何が価格を上下させるのだろう?

(価格変動は、ほかのことでは我慢強い人を泣き言の亡者に変身させ
かねない)行動ファイナンスは、売買決定に影響を及ぼす認知的、心
理的要因に着目することで、市場現象と相場動向を説明しようとする
ものです。

この研究により、人は不確実な状況で体系的に過ちを犯すことが解り
ました。

大きなストレスを受けると、人はリスク評価を誤り、リスクの発生率
を読み違える。

金銭的な損得以上にストレスが大きなものがこの世にあるでしょうか?

行動ファイナンスによれば、人はストレスを受けると、滅多に完璧で
合理的な決断を下せなくなると言っています。

成功するトレーダーは、人間のこうした傾向を踏まえ、そこから利益
を得ることが得意なのです。

彼らは、他人の判断ミスが自分にとってのチャンスに繋がるというこ
とを知っていて、自分のトレード法を思う存分活用します。

そして、有能なトレーダーは、そういうミスが相場の値動きにどのよ
うに現れるのかを理解しています。

有能なトレーダーは、そうした部分を逆手にとり、それを利用する
レード法
を確立して、トレード勝ち続けているのです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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