11月 25
ギリシャを例に見るソブリンリスクの問題の拡大 | ユーロ圏の未来は如何に!!
ギリシャソブリンリスクの問題に端を発した後、その問題がユーロ圏の
リスクに拡大して、ようやく沈静化しつつあるように見えていた欧州で
すが、それからまだ数か月ほどしか経たないうちにあらたなソブリンリ
スクとしてアイルランドとポルトガルの名前が浮上してきました。
この2国も、ギリシャがソブリンリスクの問題で揺れていたころから、
財政危機の国として名前が挙がっていた国です。
ですから、今、突然に危機的状況になったわけではありません。
これまでもずっと危機的状況ではあったのですが、いよいよ本格的な支
援が必要になってきた、という表現が適切になります。
よって、アイルランドとポルトガルは、ようやくその問題の深刻さが表
面化してきた、というだけの事です。
実際のところアイルランドの症状は末期といってもいいでしょう。
自国の経済対策だけでは、既に何もする事が出来ないというほどの危険
な状況に突入しています。
アイルランドに現状で、起きている状況は、アイルランドだけが特別な
わけではなくて、国というものが財政破たんに陥ってしまう時に、ほと
んどのケースで辿る末期の段階ということになります。
そして、それが現実化して、財政破綻してしまった国というものは、そ
の後どのような道を辿っていくのか?
また、この遠い国で起きている問題を、対岸の火事のように、日本は豊
かで安全な国だからよかった、と気楽に眺めていても良いのでしょうか?
正直、個人的には、日本の将来もかなり心配しているというのが本音で
す。
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