4月 17
トレード法に影響を及ぼす「認知のゆがみ」①損失回避
トレード法を用いるトレーダーに認知のゆがみによる、損失回避とい
う心理が働くと、トレードに参加しているトレーダーは、儲けを出す
ことより、損失を出さないようにする心理が強くなります。
トレーダーにとって、10万円を失うことと10万円を儲けないことは同
じではありません。
しかし、合理的な観点からすれば、、どちらも総額10万円のマイナス
の交換であって、同じ意味になります。
研究によると、損失を出したときの心理的影響力は、どうやら儲けが
でたときの2倍になるそうです。
トレードの上で損失回避は、トレード法に機械的に従おうとする心理
を妨げる働きをします。
というのも、システムに従ってこうむった損失は、そのトレード法を
使って得たはずの利益より大きく感じられるからです。
トレード法のルールに従っているのに損をした時は、チャンスを見逃
したりトレードルールを無視して損を出したときよりも、心に受ける
痛みが強いものになります。
つまり10万円の損失が、チャンスを見逃して儲けそこなった20万円に
匹敵する心の痛みをもたらすのです。
トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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