6月 04
トレード法のサイクルから見る世界的な経済情勢の悪化と経済情勢の行く末
財政危機に苦しむギリシャをはじめとするスペインやポルトガルが
デフォルト(債務不履行)に陥るのではないかという警戒感、さら
にはこれらの国の経済不安が今後の世界中の景気にまで影響するの
ではないかという見方が出てきていることから、世界的に株安が進
んでいます。
勘違いして欲しくないのは、世の中の多くの人々が、上記の問題を
単体で捉えてしまっているところです。
実は、これらはアメリカの、リーマンショックやサブプライムショ
ックや、GMの破綻などから、すでに脈々と流れてきているのです。
トレード法のサイクルから推察すれば、その根はかなり深く、それ
よりも遥か前からになりますが・・・
この世界的な経済情勢の悪化と、歩調を合わせるが如く、サイクル
理論により導き出される経済のサイクルの比較的大きなサイクルの
節目である、60年という、サイクルの区切りが現在の経済情勢と一
致するかの如く起きています。
これを、果たして偶然なのでしょうか?
おそらく、そうではないでしょう!!
トレード法から見ると、現在おきている様々な、経済悪化のもろも
ろのニュースは、実はこれから訪れようとしている、【最悪の事態】
の予兆に過ぎない可能性が様々な要因から、観測上に現われています。
現在起きている、自然界の異常事態も、あなたは単に温暖化だけが
問題だと思っていますか?
そうだとしたら、それはとてもおめでたいことです。
しかし、現実には、おそらく地球そのものの気候のサイクルが、一
つの変革期を迎えていると、考えたほうが正解でしょう。
温暖化と叫んでいるのは、経済活動をなんとか活性化させるための
、世界中の首脳陣の、苦肉の策であると言っていいでしょう。
しかし、それはおそらく建前に過ぎないのだと思います。
そもそも、これだけ大々的な経済救済措置をしてみても、先進国の
経済は回復してきているように見えますか?
もし、見えるという方がいらっしゃいましたら、その方はとてもプ
ラス思考の持ち主でしょう(根拠がありませんが・・・)。
しかし、見えないとお答えの方は、とても敏感に世界経済の動向を
肌で感じていらっしゃる方だと思います。
そうなんです。
様々な報道の中で、景気は上向きつつあると言われていますが、実
はそれは、物事の本質を無視した、言葉による操作としか思えませ
ん。
なぜなら、アメリカの抱える債務の状況は改善しているように見え
ますか?
そうではありませんね!
おそらく、現在抱えているアメリカの債務は、天文学的な数字すぎ
て、返済するということは、すでに不可能と言ってもいいでしょう。
だとすると、再び軍事力ばかりでなく、経済的にも強いアメリカを
実現するためには、何をしたらいいと思いますか?
圧倒的な武力で、お金を借りているほかの国々に、武力的な圧力を
かけて、借金を棒引きにさせる!?
これは、やれば出来ないことでもないでしょうが、あまりにもリス
クが大きすぎますよね。
だとしたら、何をする可能性があるでしょう?
おそらく、過去の歴史から推察できるのは、ドル紙幣の廃止とう形
をとるのではないでしょうか。
すると、それに引きずられるように、世界中の紙幣もそれに引きず
られるように、廃止という形にならざるを得なくなってくると思い
ます。というか、そうすれば現在世界中で起きている経済活動を妨
げている借金をほぼ棒引きに出来て、経済活動の低下にブレーキが
かけられるようになるからです。
それを、現実化するかのごとく、金相場は一向に衰える気配はなく
、途中、休みを入れては、依然として上昇をしていっています。
これは、それらの情報を得る事ができる、特別な階層の人達が、紙
幣がゴミになった時にも価値の変わらない、金を買いあさっている
ようにしか思えません。
そうした整理が全て済んだ後に、新たな経済の世紀がスタートをし
ていくのでしょう。
ですから、現在銀行に、後生大事に貯金をされている方々は、残念
なことですが、その資産の価値が、かなり減少してしまう可能性が
あります。
しかし、後生大事に抱えたままの経済活動にマイナスになってしま
った、動かなくなったお金を動かすには、このようなカンフル剤も
時として必要になってくるのでしょう。
あたかも、60年という経済活動のサイクルの節目を迎えている現在
だからこそ、そのようなリスクも高まってきているのだと思います。
その他にも、高齢者人口の増加、若年層(労働人口))の減少など
、カンフル剤を、用いなければならない問題は山積しています。
いずれにしましても、ドル紙幣の廃止やその他の国々の紙幣の廃止
という事態まで行かないにしても、それに近い大鉈的な政策がいず
れそう遠くないうちに振るわれることになるでしょう。
なぜなら、国という存在があっての人間だからです。
国が無くなってしまったら、人権も何もありませんからね。
冷静に考えてもらえば、きっと誰にでも理解が出来ると思います。
参考までに下記を参照してみてください。
5月 26
勝ち続ける本物のトレード法を身につける | 松下誠
様々な不安や憶測が飛び交う古今の全世界の相場動向ですが、あなた
は、その不安を感じないでトレードが出来る、自分なりのトレード法
を確立できていますか?
もし出来ていないのであれば、このように複雑さを極める相場には参
加しないことが、何よりも一番の防御策です。
少し値段が安くなったから、そろそろ買いの玉を仕込んでみるか。
と安易な気持ちで参加できるような相場の状況ではありません。
なぜなら、現在起きている相場の動向は、10年ぐらいさかのぼって検
証した程度では、その動きのパターンを理解できるような、相場状況
ではないからです。
明らかに、この数年の相場のパターンでは割り出せない、新たな動き
が生まれているように感じます。
そうですね、検証するとすれば、軽く60年程度の資料が必要になって
くると思います。
もっと言えば、120年程度のチャートの資料が手に入れば申し分ない
と思います。
しかし、現実問題としてはそれは無理があると思います。
現在起きている相場の流れは明らかに、前世紀までの産業構造が崩壊
して、新たな構造が作られている、整理段階に入っていると思われま
すので、本来ならば、ある程度下げると反発を見せてくる相場も、現
在は、底に達したかと感じても、反発する力が弱いという現状です。
この動きの悪さが、前世紀の膿を出し切れていない何よりの証拠にな
ると思います。
それならば、トレードは、それが終わるまで出来ないのかとう意見が
出てきそうですが、そんなこともありません。
勝てるトレード法を身につけている人であれば、遠慮なくトレードで
稼ぐことは出来てしまいます。
ただし、あくまでも裏付けのある、勝てるトレード法を身につけてい
る人に限ります。
そうした、トレード法を身につけずに、トレードで勝利しようなどと
は、虫が良すぎます。
そんなことがありえないからこそ、相場の世界で勝ち残れる人が少な
いのです。
もし、そんなに勝つ人が多ければ、この世の中は億万長者で溢れ返っ
ているはずです。
しかし、現実は周囲を見てもらえば一目瞭然ですが、どうですか?
億万長者で溢れ返っていますか?
そうではありませんよね。
殆どの方が、負け組みとなり、相場から退場させられていくのを見か
けると思います。
それが、現実なのです。
では、特別な才能がないとトレードでは勝つことが出来なのか?
と感じると思いますが、決してそうではありません。
勝てるようになる一番の近道は、現在勝ち続けている人に直接指導を
してもらえばいいだけのことです。
考えてみれば、単純なのです。
しかし、株式評論家のような方では駄目ですよ。
あの方達は、株のストーリーを話すことは得意ですが、肝心なトレー
ドをすると言う部分については、まったく頼りになりませんから。
その辺を誤解したまま、トレードをされている方がいかに多いことか、
それでは、大切なトレード資金をみるみる減らしてしまうのは当たり
前です。
もう一度言います。
あの方たちはトレードのプロではありません。話のプロなのです。
それを鵜呑みにしてトレードなどしたものなら、あっという間に、大
切なトレード資金がなくなってしまうのは当たり前なのです。
それでは、どのような人の話を聞けばいいのかということになります
ね。
それは、現役のプロのトレーダーに聞くのが一番いいのです。
しかも、勝ち続けている・・・
そんな、人が果たして、見ず知らずの自分に、きちんとトレード法を
教えてくれるのだろうかと疑問も湧くと思いますが、心配にはおよび
ません。
その方は、実に丁寧にトレードについて教えてくれます。
それこそ、最初の慣れない間は、それこそ買いのタイミングなどもき
ちんとレポートとして教えてくれますので、トレードにまだあまり馴
染みのない方でも、気軽に教えを受けることができます。
そうした流れの中でも、きちんとトレード法のポイントをきちんと伝
授していってくれますので、まさしくトレードの学校というべき表現
が、ピッタリくると思います。
そしていずれは、ご自分の力だけで、勝ち続けることができるトレー
ド法を身につけトレードをこなせるようになりますので、これに勝る
有難いトレードの学校はないと思います。
あなたも、大切なトレード資金を無くしてしまう前に、きちんとした
トレード法を身につけることをオススメします。
全てを失い、トレードが出来ない状況になってからでは手遅れなので
す。
私もそういう人をたくさん見てきました。
だからこそ、行き当たりばったりのトレードでは駄目なのです。
たまに起こる、ビギナーズラックというのは、永遠には続かないので
す。
やはり、トレードで資産を築き上げて行きたいのであれば、それ相応
のトレード法・トレード理論を身につけなければ、トレードで勝利す
ることなど出来ないのです。
それを詳しく教えてくれる方が、松下誠さんという、プロのカリスマ
トレーダーです。
あなたも、松下誠さんに学んで、トレードで明るい未来を手に入れて
ください。
松下誠さんの教えをきちんと受ければ、それは決して夢物語ではあり
ません。
そして、二極化時代を迎える中で、勝ち組となり、是非とも幸福にな
ってください。
それが、プロのトレーダーの松下誠さんの願いでもあるのです。
気になる入門の場所は下記に記載しておきます。
5月 13
ジュグラーサイクルはトレードに用い易いサイクルです
投資家として、無視することができないことの一つの大切なポイント
として、時間軸のサイクルがあります。
先日は、コンドラチェフサイクルとクズネッツサイクルのお話しをさ
せて頂きました。
続いて、
ジュグラーサイクルについて、簡単に説明させて頂きます。
これは、中期的な循環として、7~10年ほどのサイクルで変動する
設備投資循環です。
ジュグラーサイクルという名称は1860年にフランスのジュグラー
によって発見されたので、ジュグラーサイクルと呼ばれています。
機械の設備投資のリズムがこのサイクルを決定づけ、機械の償却の寿
命がサイクルの期間に一致しています。
したがって、設備投資関連のセクターが、このサイクルの最も強い影
響を受けることになります。
この事実を知れば、このサイクルを株投資に用いない手はないと思い
ます。
しかも、ジュグラーサイクルは、先に挙げさせてもらいました、
コンドラチェフサイクルやクズネッツサイクルより、自然の天変地異
などが関わる確立が低いので、2つのサイクルに比較すると、かなり
正確なタイミングでトレードに取り組み始めることが容易なサイクル
だと思います。
そして、規則的に動いてくれやすいサイクルです。
したがってトレードに用いるサイクルとしては、比較的簡単に使うこ
との出来るサイクルと言えます。
5月 12
クズネッツサイクルは20~25年程度の建設循環
コンドラチェフサイクルによる約60年という長期のサイクルの次に
25年前後のサイクルとなる建設需要によって形成される建設循環が
あります。
これは1930年にアメリカのクズネッツが発見したので、一名クズ
ネッツサイクルとも呼ばれています。
例を見てみましょう、日本の建設株はオイルショック以来、長い低迷
の時期に入ることになりました。
しかし、84年に大底を打った後、85年初頭から一転して力強い上
昇局面を迎えて、何度かの暴騰や調整を経て現在に至っています。
これらの暴騰や調整を入れながらの相場は、長期にわたって、きわめ
て大きな振幅を示していますが、ファンダメンタルな面やサイクル的
な理論からみると、少しも不思議な、ことではありません。
建設業界の繁栄と衰退は、、建設循環と言われる長期波動の動向に依
存しています。
この建設循環が、先程から述べさせている、アメリカのクズネッツに
より発見されたもので、20~25年程度のかなり長い振幅をもって
いるものです。
クズネッツサイクルと呼ばれています(クズネッツが発見したことに
由来する)
このサイクルがもつ、ある程度長期の期間は、循環の材料となるもの
が、住宅・オフィス・工場・商店等の建築ブームを前提としているだ
けに物持ちが良く、減価償却が長いことから、サイクルはきわめて長
い展開となるわけです。
したがって、好況も長いというメリットもありますが、不況も長いと
いうデメリットもでてくることになります。
日本では明治以来、25年程度のサイクルが、5回確認されています。
現在は85年にボトムを打った第6波が90年代の前半にピークをつ
けて、(通常上昇期間は7・8年あるはずですがこのときは、60年
サイクルの下降局面のエネルギーのほうが強く出ていたのが原因と思
われますが、通常より、短期間でピークをつけてしまったように考え
られます)
そこから多少の揺り戻しを示しつつ、ダラダラと下降してきている状
況と考えられます。
そういう状況から推察していくと、これから訪れる建設循環の上昇の
始まりは、コンドラチェフサイクルのボトムとクズネッツサイクルの
ボトムが、ほぼ同時に訪れる可能性が高く、驚くような大相場の始ま
りになる可能性も大いに考えられます。
しかも、その日が訪れるのは、そう遠くない未来かもしれません。
それを、暗示しているかのように、世の中には現在生きている人間が
今まで、見たこともないような、天変地異が起きています。
こうした事実を、ただの偶然という言葉だけで、はたして片付けてし
まってよいものでしょうか。
わたしは、いろいろなサイクルの神秘が働いているように思えてな
りません。
5月 11
超長期の波動60年程度の割合で繰り返すコンドラチェフサイクル
株式市場にとって好景気・不景気は、当たり前のことですが、とても
大きな影響を与えます。
景気というものは、かなり規則的な循環、いわゆる景気循環を繰り返
しています。
投資家にとっては、この循環の理論を見抜くことが、極めて重要なこ
とになるわけです。
また、この景気循環は、為替、金利からも強い影響を受けています。
ですから、景気循環は、その要因によって種々のパターンがあり、
また長さも異なってきます。
そんななかで、最近の底なしの不景気に一番の影響を与えているのは、
期間という時間軸で推察すると、超長期の波動で60年程度の割合で
繰り返すといわれる、コンドラチェフサイクルが働いているのではな
いかと考えられます。
このサイクルは、ロシアのコンドラチェフが1922年に発表した、
超長期の景気循環で、革命的な技術革新によって、循環の波動が作り
出されると考えられています。
過去を振り返ると、第二次世界大戦の終わり頃に大底をうち、循環波
動が始まり、コンピューター革命などによって上昇期に入り、
1970年前後のオイルショック期にピークを打って、そこから、
現在に至るまで、ダラダラと下げ続けてきているように思います。
株式市場のチャートを観察していると、ここ何年かの間は、新しい動
きをし始めようとする、フェイント的(だまし)な動きをチョコチョ
コ見せ始めていますが、サイクルの下降局面を跳ね返すほどの力強さ
には、まだ至らないといった感じです。
しかし、技術革新という観点から推察してみると、自動車のエンジン
が、ガソリンから、電気へと移り変わりつつあることは、もはや周知
の事実なわけです。
たしかに、前回のコンドラチェフサイクルの始まりから考えれば、
60年丁度という時間ではありませんが、多少のタイムラグを考慮し
たとすれば、もうあと少しの辛抱で新たな、コンドラチェフサイクル
波動が始まるのではないかと考えています。
いつの時代も、大きく時代が変化しようとするときには、生みの苦し
みという膨大なエネルギーが伴うものです。
おりしも、偶然にも60年近く続いた自民党政権も、国民の血を流す
ことのない、クーデターといってもいいくらいの自浄作用が起きたこ
とにより、新たに民主党が政権与党に収まるという快挙を成し遂げま
した。
こうした、時代の変化を見ていると、やはり新たなコンドラチェフサ
イクルが始まりつつあるように思えてなりません。
ただ、不思議なことに、このコンドラチェフサイクルというのは、
識者や学界の定説には未だになっていないようです。
しかし、私はこの不思議なサイクルは過去の歴史を振り返ってみても
確実に存在すると思っています。