2010
5月
29

トレーダーにとってトレードの長期予測は自我の温床になりやすい

トレードを実際に現場で行うトレーダーにとって、マーケット(相場)
長期予測をしようとすることは、トレーダーのブレインに誤差を生
じさせてしまう可能性があります。

実際のマーケット(相場)において、長期の展望を100%的中させるこ
となど、人間である限り、まず不可能なことです。

トレーダーであるトレード初心者の方が、予測をすることばかりに力
を注ぐようになってしまうと、実際のトレードを行うときに、『思い
込み』というものが、現役トレーダーであるあなたのトレードそのも
のの正確な判断を狂わるのです。

では何故、予測をすることに集中しすぎてしまうと正確な判断が出来
なくなってしまうのでしょうか?

人間には、自我というものがあり、その自我を周囲から賞賛されるこ
とを意識しているにしても意識していないにしても、心のどこかで望
んでいるのです。

それがけっして悪い訳ではありません。人間が向上していくためには
むしろ、通常はとても大切なことです。

しかし、トレーダーである人が実際のトレードではなく、トレードの
長期予測に力を注ぎ、それを的中させることに自我の賞賛を求めるよ
うになってしまうと、その時点でその人がトレードに参加した本来の
目的から脱線してしまっています。

トレードで利益を上げるという目的ですね。

それだけなら、まだ別段トレードそのものには弊害が出ている訳では
ないので問題はありませんが、実際にトレーダーとしてトレードに望
む際、自分の立てた長期予測を掲げてトレードに参加するとします。

ところが、そのトレードにおいて予測をしていたマーケット(相場)
のトレンドが自分の予測とは反対に動き出したとします。

すると先ほどの自我というものが、その人の心に囁きます『これは一
時的な動きの誤差だから、自分の予測を信じてそのままトレードを続
行しよう』と・・・

それでも自我は予測と反対に動いているトレンドを認めようとしませ
ん。

当然、誤差はますます広がっていきます。

そして、トレード資金的にも心理的にも追い込まれるところまで追い
込まれたところで、ようやく自我が姿を潜めます。

しかし、そのときにはトレード資金はほとんどなくなり、トレードを
継続していくのには厳しい悲惨な状況になっています。

もちろん、そういう状況ばかりでなく、予測が的中することもありま
すが、確立的な要素と自我を増長させてしまう要素のほうがリスクが
高いので、出来る限り、現役トレーダーとしてトレードをしようとし
ている初心者の方は、長期の予測は避けるようにするべきでしょう。

とにかく初心者トレーダーの人に心に留めておいてもらいたいことは
トレードを行なう際は現在のことを考え、先々を思いわずらうのを
避けるようにする。

しなければいけないこと、或いはすることは、冷静にマーケット(相
場)を眺め観察し、トレードのチャンスを虎視眈々と待ち受けて、そ
の機会が訪れたら定めたルールに従い素早く迷わず出動する。

そして、そのトレードが間違ったと気が付いたら、これまた素早く損
切り
をして、次回のトレードに備えトレード資金を潤沢にしておく。

この繰り返しが、トレーダーにとって何よりも重要なことでもあり、
結果としてトレード資金を殖やしていくことが出来るようになります

ですから、長期予測などは、株式評論家の方などに任せておいて(但
し、その情報が正しいかどうかは保証できませんが・・・)トレード
初心者の方は、現在目の前で展開されているマーケット(相場)の
レード
に集中するようにしましょう。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
5月
28

トレード資金はあくまでもトレード資金です

トレードを行う際は、出来るだけトレード資金日常のお金の感覚と
は切り離して考えておくようにしましょう。

トレード資金を普段日常で使うお金と同じに考えてしまうと、上手に
損切りが出来なくなってしまうことが多いからです。

トレードの世界では、レバレッジの加減によっては、10万円前後の増
減は一瞬の時間でおこります。

例えばこの10万円の損失が出ているとき、日常の金銭感覚で捉えてし
まうと、この10万円があれば○○を買えるから、この損失の額が埋ま
るまで、このままこのポジションを維持しておこうと、トレードとは
別の基準でトレードを見るようになってしまいます。

それで、たまたま運良く、損をしていた分を取り返すことが出来れば
ラッキーですが、そういうラッキーなことはいつも起こるわけではあ
りません。

大方は、そのポジションを抱えたままトレード資金の損失を拡大して
しまうことのほうが多くなります。

これを防ぐためにもトレード資金日常使用するお金とは切り離して
考えるようにしてください。

そうすることにより、トレード資金リスク管理が順調に出来るよう
になります。

皮肉なものですが、お金をお金と思わないようにしたほうが、トレー
ドでスムーズに利益を積み上げてトレード資金を殖やしていくことが
出来るようになってしまうのです。

ようするに、トレード資金を、イコールお金という意識をしているう
ちは、どんなに冷静な判断が出来る人でも、トレードにおいて冷静な
判断力を失わせてしまう、とても不思議な魔力的のようなものをもっ
ているのです。

トレード資金日常使うお金の感覚とは切り離して考える』

これは、しっかり覚えておきましょう。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
5月
27

資金配分を上手にして大きな利益を上げるトレード法はトレンドフォロー

トレードをするときは、自分のトレード資金量を常に頭に入れて、
レード資金
に対して無理のない金額でのトレードをするようにする(
自分の身の丈にあった売買をする、けっして背伸びをしたトレードは
しない)

初心者の方がこのルールを適用してトレードに参加する方法として一
番リスクが小さくてすむトレード法はトレンドフォローになると思います。

トレンドフォローはトレンドが起きたことを確認できるまでは初心者
の方にとっては、最初のうちは多少判断するのが難しいかもしれませ
ん。

しかし、トレードに注ぎ込むトレード資金は上記のルールにより、資
金量の負荷になりすぎないようにしていますから、トレンドが始まっ
たと判断して、買い(売り)スタートをしてみたものの、実はまだト
レンドのスタートになっていなかった場合、速やかに損切りを実行す
ればいいわけです。

そして、トレード資金に余力を残し、次の買い場(売り場)を虎視眈
々と狙い、その時に備えればいいのです。

それでは今度はトレンドに上手に乗れたとき利益を大きく伸ばしてい
くにはどうすればよいでしょう。

それに有効なのは、いわゆる買い増しと言われるものになります。ナ
ンピン買いと呼ばれるものとは、性質がまったく逆になりますので、
その辺は、しっかり誤解をしないようにしておいてください。

トレンドの途中途中に出来ている抵抗ライン(過去に累積された含み
損を抱えた人達がその玉を処分しようと待ち構えているところなど)
を突破するごとに少しずつ、玉を増やしていくようにします。ただし
、この時も、トレード資金を無謀に注ぎ込まないようにしてください

後述しますが、絵に描いたような素晴らしいトレンドに上手に乗れた
としても、そのトレンド中に起こる、ある出来事に巻き込まれると、
トレード資金をいっぱいに使ってしまっていた場合、資金的にも精神
的にもかなり追い込まれてしまうからです。

(これが上記のルールがトレードを行うにあたり重要になる理由です)

それは、そのトレンドが終焉を迎えた時に起こることではなく、トレ
ンド
は継続しているにも関わらず起こります。

そのある出来事とは、ドローダウンのことを言います。ドローダウン
は比較的なだらかなトレンドの時でも、普通に平気で25~40%程度の
ドローダウンを見せます。これは、トレード資金にもよりますが、金
額にするとかなり大きなものになります。

記憶に新しい規模の大きなドローダウンとしては、5年にも及んだナス
ダックの60%ものドローダウンがあります。これは、一歩間違えば、
トレンドの転換になってしまうほどの下落です。

このようなドローダウンはほぼ確実に、どのような上昇トレンドの時
でも起こります。

ですから、上手に上昇トレンドに乗れて、買い増しをできるようにな
っても、トレード資金の配分は必ず上記のルールにしたがうようにし
てください。

そうが出来ないと、素晴らしい上昇トレンドに上手にのれても、ドロ
ーダウン
により、地獄を味わうことになります。

こういった、ことを理解した上で、トレードに望むことができれば、
トレンドフォロー型のトレード法は、莫大な利益をもたらしてくれま
す。

こうした流れを見てくると、トレンドフォローはトレードの中でも投
資と呼ばれるものに一番近いものになると考えてもよいでしょう。

最後に一つ重要な注意点を述べておきます。

トレンドフォロー型のトレードをするために必要な、大きなトレンド
というのは、頻繁に発生するものではありません。

ですから、初心者の方でも頻繁に売買をしたいという方には、この
レード法
は向いていないかもしれません。

頻繁に売買していきたいというかたのためのトレード法も機会をみな
がらおいおい紹介していきたいと思います。

今回、紹介させていただきました、トレンドフォロー型のトレード法
は、トレード資金の配分の仕方を身に付けてもらうにあたり、とても
勉強になるトレード法になります。

ですから、トレード資金の配分を身に付けるための知識として、知っ
ていて損はないと思います。これはこれで自分の意識の中にインプッ
トしておいてください。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
5月
18

トレード法としてのトレンドフォローの優位な点と弱点

トレーディング法(トレード法)の中でも一般的に認知度が高いもの
の一つに、トレンドフォロー順張り)と呼ばれるものがあります。

トレンドフォロー順張り)の優位な点は、大きなトレンドが出現し
た時に、素直に便乗することができれば、驚くほど大きな利益を上げ
ることが出来ることです。

しかも、そのトレンドが崩れずに継続するうちは、トレンドの途中で
時々見せる押し目のところで買い増しをする程度で、そのほかの細々
した売買を頻繁にする必要もありません。

それでいて、大きな利益を享受できてしまうのですから、こんなに素
晴らしいトレード法は他にはないように感じますよね。

ところが、残念なことにこの大きなトレンドというのが、確率的にみ
ると、発生する機会が極めて少ないのです。

バブルが弾けて以降の日本におきましては、本当に数えるほどしか、
確認できていません。

そういう相場環境の下では、残念なことに、トレンドフォロー型の
レード法
の弱点が出やすくなってしまいます。

①そもそも、大きなトレンドが発生する確率は極めて低い。

②初心者の方は、トレンドが発生しているのか、いないのかを断定す
ることが難しく、トレンドが出ていると確認できる頃には、そのトレ
ンドの終焉間近である事が多い。

トレンドが出現する時間より、保ち合い・ボックス圏・調整と呼ば
れる時間の方が、時間的に見ると長いので、投資資金の効率も悪い。

④初心者の方は、②でも似たようなことを言いましたが、トレンド
始まりと、終わりを見極めることが難しい。

相場が過熱してくると、高値掴みをする可能性が高い。

と簡単にパッと思いつくだけの弱点を簡単に挙げてみました。

どんなトレード法にも優位な点弱点は必ず存在するものです。です
からこれが絶対で、このトレード法なら確実だというものはありませ
ん。

そもそも、投資家個人個人の性格(性分)やトレード環境など違いが
あるので、このトレード法なら確実に誰にでも適応するといったもの
はありません。

やはり、自分で実際に相場に参加して、実地と検証を積み重ね、自分
の性格やトレード環境に一番合ったトレード法を確立していくことが
大切なことだと思います。

そのあとは、自分で見つけた自分に合ったトレード法の損切りするタ
イミングや利益確定をどこでするのか、といったルールを作り、その
ルールに厳格に従いトレードを行っていくことが、自分にとって、一
番有効なものになります。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
5月
16

明確なトレードルールを持ち、それを実行する意思を持つ

推奨銘柄が外部環境の急激な変化により期待していたように上昇して
くれないような状況になってしまったとします、その突発的な出来事
に対処するために、必要になってくるものが自分なりの投資ルール
しくはトレードルールになります。

別の言い方をすれば、相場状況をが上昇トレンドにあるのか?それと
も下降トレンドになったのか?または、横ばいの保ちあい(調整機関)
にあるのか?

を見極めるための、自分なりのモノサシを持つということです。

あとは、そのモノサシ(投資尺度)なりトレードルールなりを迷うこ
となく実行する決断力と実際の行動です。

もし、あなた自身が、トレードを行うにあたり何のルールも持ってい
なかったとします。

この場合の行動として想像できるのが、おそらく、

「この株は、あの有名なアナリストさんが、推奨してくれた株だから、
日経平均が下落していっても、きっと早いうちに切り返してくるだろ
うから、このままポジションをキープしておこう、そうすれば、今、
出ている損失も0で済むはずだから」

と、自分の都合のいいように解釈をして、淡い期待を抱いて、事実に
目を背け見て見ぬふりをして、自分を納得させようとするのではない
でしょうか。

しかし、相場の現実は、それほど甘いものではないのですね。

一度、全体のトレンドが崩れてしまうと、いくら業績の良い推奨銘柄
でも、その大きな荒波には逆らうことができないのです。

最初の頃の、小さな損失は、やがて取り返しのつかないほどの大きな
損失になってしまっていたということは、ザラに起こります。


あるいは、せっかく自分なりのモノサシ(投資尺度)なりトレードル
ール
を持っている方の場合でも、ズルズルと損失を大きくしてしまう
こともあります。

その場合の原因として想像できるのことは、自分の決めたことに自信
を持てずに損切りをするというアクション(行動)が起こせないでい
るといった感じになります。

おそらくこういうパターンの深層心理では、『少しのお金でも無くし
たくない』という欲が損切りという重要な行動を阻んでいるのだと思
います。

私も、始めて間もない頃は、そんな感じでしたので(汗)

しかし、その決断の遅れが、本当の地獄への入り口になってしまうの
です。

これが、信用で玉を立てていたりなんかすると、もうまさに生き地獄
となってしまいます。

という訳で、まだモノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持って
いないという人は、それを持つようにして、持ったらそれに厳格に従
うようにする。

また、既に自分なりのモノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持
っている人は、小さな欲に翻弄されずに、勇気を持った行動(アクシ
ョン)を起こすようにしましょう。

そもそも、トレード100パーセント勝つということは人間である
限り出来ることではありませんので、その部分にあまりこだわる必要
はまったくありません。

むしろ、その考えに縛られてしまうことが、損失を大きくしてしまう
と言っても過言ではありません。

ですから、やるべきことは本当に単純なことなんです。

損失が少ないうちに、素早くルールに従い損切りする!

そして、そのための、モノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持
つということだけなんです。

そこで得られる最大のメリットは、次に訪れる稼げるトレンドの波が
出現した時に、充分な投資資金、トレード資金が確保できていて、そ
のトレンドで、最初の損失など、損失に感じないぐらいに、資金を増
やすことができるのです^^

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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初めて7年になります。
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