5月 28
トレード資金はあくまでもトレード資金です
トレードを行う際は、出来るだけトレード資金を日常のお金の感覚と
は切り離して考えておくようにしましょう。
トレード資金を普段日常で使うお金と同じに考えてしまうと、上手に
損切りが出来なくなってしまうことが多いからです。
トレードの世界では、レバレッジの加減によっては、10万円前後の増
減は一瞬の時間でおこります。
例えばこの10万円の損失が出ているとき、日常の金銭感覚で捉えてし
まうと、この10万円があれば○○を買えるから、この損失の額が埋ま
るまで、このままこのポジションを維持しておこうと、トレードとは
別の基準でトレードを見るようになってしまいます。
それで、たまたま運良く、損をしていた分を取り返すことが出来れば
ラッキーですが、そういうラッキーなことはいつも起こるわけではあ
りません。
大方は、そのポジションを抱えたままトレード資金の損失を拡大して
しまうことのほうが多くなります。
これを防ぐためにもトレード資金を日常使用するお金とは切り離して
考えるようにしてください。
そうすることにより、トレード資金のリスク管理が順調に出来るよう
になります。
皮肉なものですが、お金をお金と思わないようにしたほうが、トレー
ドでスムーズに利益を積み上げてトレード資金を殖やしていくことが
出来るようになってしまうのです。
ようするに、トレード資金を、イコールお金という意識をしているう
ちは、どんなに冷静な判断が出来る人でも、トレードにおいて冷静な
判断力を失わせてしまう、とても不思議な魔力的のようなものをもっ
ているのです。
『トレード資金は日常使うお金の感覚とは切り離して考える』
これは、しっかり覚えておきましょう。
トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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