5月 18
トレード法としてのトレンドフォローの優位な点と弱点
トレーディング法(トレード法)の中でも一般的に認知度が高いもの
の一つに、トレンドフォロー(順張り)と呼ばれるものがあります。
トレンドフォロー(順張り)の優位な点は、大きなトレンドが出現し
た時に、素直に便乗することができれば、驚くほど大きな利益を上げ
ることが出来ることです。
しかも、そのトレンドが崩れずに継続するうちは、トレンドの途中で
時々見せる押し目のところで買い増しをする程度で、そのほかの細々
した売買を頻繁にする必要もありません。
それでいて、大きな利益を享受できてしまうのですから、こんなに素
晴らしいトレード法は他にはないように感じますよね。
ところが、残念なことにこの大きなトレンドというのが、確率的にみ
ると、発生する機会が極めて少ないのです。
バブルが弾けて以降の日本におきましては、本当に数えるほどしか、
確認できていません。
そういう相場環境の下では、残念なことに、トレンドフォロー型のト
レード法の弱点が出やすくなってしまいます。
①そもそも、大きなトレンドが発生する確率は極めて低い。
②初心者の方は、トレンドが発生しているのか、いないのかを断定す
ることが難しく、トレンドが出ていると確認できる頃には、そのトレ
ンドの終焉間近である事が多い。
③トレンドが出現する時間より、保ち合い・ボックス圏・調整と呼ば
れる時間の方が、時間的に見ると長いので、投資資金の効率も悪い。
④初心者の方は、②でも似たようなことを言いましたが、トレンドの
始まりと、終わりを見極めることが難しい。
⑤相場が過熱してくると、高値掴みをする可能性が高い。
と簡単にパッと思いつくだけの弱点を簡単に挙げてみました。
どんなトレード法にも優位な点と弱点は必ず存在するものです。です
からこれが絶対で、このトレード法なら確実だというものはありませ
ん。
そもそも、投資家個人個人の性格(性分)やトレード環境など違いが
あるので、このトレード法なら確実に誰にでも適応するといったもの
はありません。
やはり、自分で実際に相場に参加して、実地と検証を積み重ね、自分
の性格やトレード環境に一番合ったトレード法を確立していくことが
大切なことだと思います。
そのあとは、自分で見つけた自分に合ったトレード法の損切りするタ
イミングや利益確定をどこでするのか、といったルールを作り、その
ルールに厳格に従いトレードを行っていくことが、自分にとって、一
番有効なものになります。
5月 17
行動ファイナンスを自分の物にしてトレードで利益を出す
株式市場に予期せぬ出来事(暴落など)や下落トレンドが思いのほか
長期に渡り、株式市場や為替証拠金取引市場(FX)が悲観一色に染ま
っているとします。
そんな時、行動ファイナンスを理解して、自分のトレードルールの一
部に加えている人にとっては、その状況はまさに千載一遇のチャンス
となります。
そして、かなりの確立で利益を上げていくことが出来ます。
行動ファイナンスを理解できていない人は、予期せぬ状況に遭遇して
金銭的に大きなストレスを受けると、冷静な判断が出来なくなります
。
結果、パニック状態に陥ります。
そして、『暴落時の投売り』という現象を引き起こします。
株式市場や為替証拠金取引市場(FX)などの市場の値動きを支配して
いるものは人間の心理ですから、このような突発的な事態が起こった
ときには、当然本来あるべき価格(価値)とはかけ離れた値になりま
す。
行動ファイナンスを理解している人は、そういうチャンスを虎視眈々
と狙っています。
売り込まれて、本来の価値とはかけ離れてしまっているものは、いず
れは元の価値に戻る力が働きますから、そんなチャンスを逃す筈もあ
りません。
そうして、多くの人が判断ミスをして損失覚悟で投げてくれたものを
、行動ファイナンスを理解している人は、安い値段でしっかり仕入れ
て、利益にしていくということになります。
5月 16
明確なトレードルールを持ち、それを実行する意思を持つ
推奨銘柄が外部環境の急激な変化により期待していたように上昇して
くれないような状況になってしまったとします、その突発的な出来事
に対処するために、必要になってくるものが自分なりの投資ルールも
しくはトレードルールになります。
別の言い方をすれば、相場状況をが上昇トレンドにあるのか?それと
も下降トレンドになったのか?または、横ばいの保ちあい(調整機関)
にあるのか?
を見極めるための、自分なりのモノサシを持つということです。
あとは、そのモノサシ(投資尺度)なりトレードルールなりを迷うこ
となく実行する決断力と実際の行動です。
もし、あなた自身が、トレードを行うにあたり何のルールも持ってい
なかったとします。
この場合の行動として想像できるのが、おそらく、
「この株は、あの有名なアナリストさんが、推奨してくれた株だから、
日経平均が下落していっても、きっと早いうちに切り返してくるだろ
うから、このままポジションをキープしておこう、そうすれば、今、
出ている損失も0で済むはずだから」
と、自分の都合のいいように解釈をして、淡い期待を抱いて、事実に
目を背け見て見ぬふりをして、自分を納得させようとするのではない
でしょうか。
しかし、相場の現実は、それほど甘いものではないのですね。
一度、全体のトレンドが崩れてしまうと、いくら業績の良い推奨銘柄
でも、その大きな荒波には逆らうことができないのです。
最初の頃の、小さな損失は、やがて取り返しのつかないほどの大きな
損失になってしまっていたということは、ザラに起こります。
あるいは、せっかく自分なりのモノサシ(投資尺度)なりトレードル
ールを持っている方の場合でも、ズルズルと損失を大きくしてしまう
こともあります。
その場合の原因として想像できるのことは、自分の決めたことに自信
を持てずに損切りをするというアクション(行動)が起こせないでい
るといった感じになります。
おそらくこういうパターンの深層心理では、『少しのお金でも無くし
たくない』という欲が損切りという重要な行動を阻んでいるのだと思
います。
私も、始めて間もない頃は、そんな感じでしたので(汗)
しかし、その決断の遅れが、本当の地獄への入り口になってしまうの
です。
これが、信用で玉を立てていたりなんかすると、もうまさに生き地獄
となってしまいます。
という訳で、まだモノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持って
いないという人は、それを持つようにして、持ったらそれに厳格に従
うようにする。
また、既に自分なりのモノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持
っている人は、小さな欲に翻弄されずに、勇気を持った行動(アクシ
ョン)を起こすようにしましょう。
そもそも、トレードに100パーセント勝つということは人間である
限り出来ることではありませんので、その部分にあまりこだわる必要
はまったくありません。
むしろ、その考えに縛られてしまうことが、損失を大きくしてしまう
と言っても過言ではありません。
ですから、やるべきことは本当に単純なことなんです。
『損失が少ないうちに、素早くルールに従い損切りする!』
そして、そのための、モノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持
つということだけなんです。
そこで得られる最大のメリットは、次に訪れる稼げるトレンドの波が
出現した時に、充分な投資資金、トレード資金が確保できていて、そ
のトレンドで、最初の損失など、損失に感じないぐらいに、資金を増
やすことができるのです^^
5月 15
キチン・サイクルは、株のトレードに用いやすい指標です
キチン・サイクルは、今までお話ししてきたサイクルのなかでは、一
番短期のものになります。
キチン・サイクルは、おおよそ3~4年周期の在庫循環の変動によっ
て、形成される短期循環です。
キチン・サイクルは、1923年にアメリカのキチンが発見したので
、キチンサイクルと呼ばれるようになりました。
この短期のキチン・サイクルの様子をもう少し詳しく見てみることに
しましょう。
それでは、企業の在庫と出荷の伸び率について見てみることにしまし
ょう。
不況期には在庫も出荷も伸び率は低迷します。
そのあと、景気が回復してくると出荷が伸びてきます。
しかし、企業はその時点では在庫を本格的に増やそうとしません。
しばらく時間が経過して、景気が好況局面へ入ってくると、いよいよ
企業は、本格的に在庫を増やしていきます。
しばらくして、好況のときが過ぎると、出荷の伸びが下がり始めます
。
しかし、企業はその時点ではまだ、それに気が付いていないので、在
庫の伸び率は以前高水準で維持されています。
そのうちに、企業も景気の弱さを認識し、在庫水準を下げていくこと
になります。
ちょっと遅れ気味なんですが・・・・・
そしてとうとう、景気は不況局面に突入して、ちょうどサイクルは一
巡りすることになります。
このように、企業の在庫循環によって、短期の景気循環であるキチン
・サイクルが完成するわけです。
このキチン・サイクル(在庫循環)による、景気のサイクルは、その
時の景気の規模により、多少長短異なりますが、この記事の初めのほ
うで多少述べさせていただきましたように、通例3~4年となります。
そのため個別の株価サイクルも3~4年程度で一巡りしていくように
なります。
まず、最初に動意づく鉄・化学等素材関連株が景気の回復に伴って、
まっさきに動き出して、続いて電気・精密等製品関連株、景気の山を
越えた後は、金融・電力等金利敏感株という具合に、その時々の主力
となる株が、順番にサイクルの居所に応じて移り変わって行くように
なるわけです。
5月 13
ジュグラーサイクルはトレードに用い易いサイクルです
投資家として、無視することができないことの一つの大切なポイント
として、時間軸のサイクルがあります。
先日は、コンドラチェフサイクルとクズネッツサイクルのお話しをさ
せて頂きました。
続いて、
ジュグラーサイクルについて、簡単に説明させて頂きます。
これは、中期的な循環として、7~10年ほどのサイクルで変動する
設備投資循環です。
ジュグラーサイクルという名称は1860年にフランスのジュグラー
によって発見されたので、ジュグラーサイクルと呼ばれています。
機械の設備投資のリズムがこのサイクルを決定づけ、機械の償却の寿
命がサイクルの期間に一致しています。
したがって、設備投資関連のセクターが、このサイクルの最も強い影
響を受けることになります。
この事実を知れば、このサイクルを株投資に用いない手はないと思い
ます。
しかも、ジュグラーサイクルは、先に挙げさせてもらいました、
コンドラチェフサイクルやクズネッツサイクルより、自然の天変地異
などが関わる確立が低いので、2つのサイクルに比較すると、かなり
正確なタイミングでトレードに取り組み始めることが容易なサイクル
だと思います。
そして、規則的に動いてくれやすいサイクルです。
したがってトレードに用いるサイクルとしては、比較的簡単に使うこ
との出来るサイクルと言えます。
5月 11
超長期の波動60年程度の割合で繰り返すコンドラチェフサイクル
株式市場にとって好景気・不景気は、当たり前のことですが、とても
大きな影響を与えます。
景気というものは、かなり規則的な循環、いわゆる景気循環を繰り返
しています。
投資家にとっては、この循環の理論を見抜くことが、極めて重要なこ
とになるわけです。
また、この景気循環は、為替、金利からも強い影響を受けています。
ですから、景気循環は、その要因によって種々のパターンがあり、
また長さも異なってきます。
そんななかで、最近の底なしの不景気に一番の影響を与えているのは、
期間という時間軸で推察すると、超長期の波動で60年程度の割合で
繰り返すといわれる、コンドラチェフサイクルが働いているのではな
いかと考えられます。
このサイクルは、ロシアのコンドラチェフが1922年に発表した、
超長期の景気循環で、革命的な技術革新によって、循環の波動が作り
出されると考えられています。
過去を振り返ると、第二次世界大戦の終わり頃に大底をうち、循環波
動が始まり、コンピューター革命などによって上昇期に入り、
1970年前後のオイルショック期にピークを打って、そこから、
現在に至るまで、ダラダラと下げ続けてきているように思います。
株式市場のチャートを観察していると、ここ何年かの間は、新しい動
きをし始めようとする、フェイント的(だまし)な動きをチョコチョ
コ見せ始めていますが、サイクルの下降局面を跳ね返すほどの力強さ
には、まだ至らないといった感じです。
しかし、技術革新という観点から推察してみると、自動車のエンジン
が、ガソリンから、電気へと移り変わりつつあることは、もはや周知
の事実なわけです。
たしかに、前回のコンドラチェフサイクルの始まりから考えれば、
60年丁度という時間ではありませんが、多少のタイムラグを考慮し
たとすれば、もうあと少しの辛抱で新たな、コンドラチェフサイクル
波動が始まるのではないかと考えています。
いつの時代も、大きく時代が変化しようとするときには、生みの苦し
みという膨大なエネルギーが伴うものです。
おりしも、偶然にも60年近く続いた自民党政権も、国民の血を流す
ことのない、クーデターといってもいいくらいの自浄作用が起きたこ
とにより、新たに民主党が政権与党に収まるという快挙を成し遂げま
した。
こうした、時代の変化を見ていると、やはり新たなコンドラチェフサ
イクルが始まりつつあるように思えてなりません。
ただ、不思議なことに、このコンドラチェフサイクルというのは、
識者や学界の定説には未だになっていないようです。
しかし、私はこの不思議なサイクルは過去の歴史を振り返ってみても
確実に存在すると思っています。
5月 10
松下誠さんが相場にパニック暴落が起きた時の対処法を伝授 | トレード法の心構え
本日は現在世界中で起きている、相場のパニック暴落の中で、個人
のトレーダーが、どのような心構えで相場に望めば良いのかを、松
下誠さんが、とても解りやすく解説してくれた、非常に大切なポイ
ントを指導してくれている、メルマガがありましたので、内容に誤
差が生じないように、そのまま引用させて頂きます。
これを読んでいただくだけでも、勝つためのトレード法の何たるか
が理解できると思いますので、心して読んでみてください。
そして、松下誠さんという方が、いかに実践で活躍をされている本
物のトレーダーであるかが、この文章を読んでいただければ理解で
きると思います。
これを、飲み込めないようなら、相場という世界から、大きな損失
を出さないうちに、撤退することをオススメします。
なぜなら、相場という世界は、それほど甘い世界ではないからです
。
やはり、勝てるトレード法というのは、そんなにゴロゴロ転がって
いる訳ではなく、ある一定の法則に従わなければ、勝ち続けるとい
うことは不可能だからです。
その大切なポイントを惜しげもなく、教えてくれているのが、以下
の文章で紹介させてもらいます、松下誠さんです。
—————————-引用————————-
先週、パニック暴落の引き金となったユーロ圏、ソブリンリスクで
すが、ギリシャ支援が決まった事で、上昇していくのか?
今朝は窓空きの上昇という事で、パニック下落相場が止まり、今の
ところ値を回復させて行っているようです。
このままユーロ、ソブリンリスクが再浮上しなければ、以前に動画
でもお伝えした通り、チャンス相場が現れてくる可能性も出てきま
した。
こういったパニック相場を経験している時に絶対にやってはいけな
い事があります。でも、残念ながらやってしまう人が多いようです
が。
昨日もセーフリッチ会員さん専用の相場レポートにも買いてお伝え
したのですが、絶対にやってはいけない事です。
そのやってはいけない事って何か分かりますか?
予想とギャンブルです。
もう財政支援も決まったことだし、ソブリンリスクは解決しただろう!
チャンスだから買って行こう!
という行動です。
別に買うのがいけないワケではありません。実際に、ソブリンリスク
が対策をされたという事で、市場参加者の買い戻しが起きていますし
、このまま上昇していく可能性も十分あります。
それでも、解決しただろうと安易に予想して行動するのが危険なんで
す。
まだまだ十分リスクはありますし、イタリア、ポルトガルもそういっ
た危機に陥っているような話もあります。
買うなら買うでしっかりと下落リスクを考えた上で、適切な買いを入
れていかなければ、失敗した時に大変な思いをしてしまいます。
そしてもう1つのやっていは行けない行為が“ギャンブル”なんです
が、これはどういう意味かと言うと、リスクを倍増させる行為です。
ソブリンリスク、ユーロリスクによって資産を大きく失ってしまった
人がやってしまうのが、投資のギャンブル化なんです。
投資のギャンブル化とは“損をすぐに取り戻したい!”と焦っていつ
もよりも2倍のリスク、あるいは3倍のリスクを取る事です。
これはとても危険なんです。
なぜならボライティリティと言って1日の変動幅がとても大きくなっ
てしまっている時に資金を増やすと通常よりも、2倍、3倍のリスク
を取る事が、5倍、6倍のリスクを取っている事と同じ状況になって
しまうからです。
いつもよりも5倍、6倍、あるいはもっとリスクを取れば、当然資金
が回復するとしたら、早いです。
ユーロリスクで失ってしまったお金も回復する事が出来るかもしれま
せん。でも裏目に出たら、そっくりそのまま損失が上乗せさせられて
しまう危険性があるという事です。
人は、自分が許容できるリスク以上のリスクを出してしまった時、正
常な判断が出来なくなってしまいます。
損切りしなければいけないところで、我慢してしまったり、利益を伸
ばせるところで、早く利食いをしてしまったりしてしまいます。
先日のセーフリッチ会員さん専用のレポートでは、今のようなボラテ
ィリティの高い相場では“リスクをいつもよりも小さくして売買して
行きましょう。”
というようにお伝えしています。
それは、コントロールを失ってしまわないように小さくする必要があ
るからなんです。
早く資金を回復させたいというのは誰の都合ですか?
相場の都合ですか?
違いますね。自分の都合です。
自分の都合でトレードをする人は相場の世界では負けるようになって
います。
反対に相場の都合にいつでも合わせられる、いつでも適切に対応でき
るという人が相場の世界で利益を上げて行きます。
予想とギャンブルをしないで、相場の都合でトレードをして、リスク
をコントロールし続ける、そういうトレードをして行きましょう。
松下誠
PS
相場の理論、都合に合わせてリスクをコントロールする人にとって大
きなチャンス相場が到来してきている可能性があります。
予想とギャンブルをせずに、適切な行動で利益を上げて行きましょう。
————————–引用ここまで————————
5月 09
トレーダーと投資家の違い | トレード法の基本
トレーダーと投資家の違いというものは、普段あまり気にかけている
人は、案外少ないのではないでしょうか?
確かにそれを知っていても株の取り引きや、FXなどにそれほど大きく
影響をするものではありませんから、気にかける方も少ないのだと思
います。
ただ、ある程度の知識として、持っていることは邪魔になることでは
ないと思いますので、本日は徳間書店さんが発行しているトレードの
極意書とも呼べるほど、トレードの極意を学べる、『タートル流投資
の魔術』という書籍の一部を抜粋(引用)させてもらいたいと思いま
す。
この書籍は、これから投資やトレードを始めようとしている方々は、
一度は目を通しておいたほうが良いと思います。
以下が抜粋部分になります。
トレーダーと呼ばれる人種は、投資家とどこがどう違うのだろうか。
この両者の境目がしばしばあいまいになるのは、投資家を自称する人
の多くが、実際にはトレーダーのような行動をとるからだ。
投資家とは、数年ないし数十年の長期的な視野に立って、自分の投資
が価値を生むという見込みのもと、「もの」を買って長く保有する人
のことだ。
投資家は、「もの」を、つまり現物を買う。
ウォーレン・バフェットは投資家だ。
彼は企業を買う。
株を買うわけではない。
株が象徴するもの経営陣や、製品、市場シェアをひっくるめた企業そ
のものを買うのだ。
株式市場が、買った企業の「正当」な値段を反映していなくても気に
しない。
逆に、それを自分の儲けに結びつける。
買おうとしている企業が、株式市場のつけた値段よりはるかに価値が
高いと見ればその企業を買い、株式市場のつけた値段よりはるかに価
値が低いと見れば売却する。
お得意のこの方法で、バフェットは巨万の富を築いた。
トレーダーは、企業のような物理的な「もの」は買わない。
穀物や金、銀は買わない。
株式を買い、先物を買い、オプションを買う。
経営陣の資質や、極寒の米国北東部における石油消費量の見込みや、
世界のコーヒー産出量などは、あまり気にかけない。
トレーダーが気にするのは市場価値だ。
突き詰めると、トレーダーはリスクを売買する。
上記のようなことを、しっかりと自分のものに出来ると、「塩漬け株」
と「塩漬け株ではない」状況の違いを自分の意思でわかるようになる
と思います。
トレーダーは、意図しない方向に動いたら、迷わず損きり。
投資家は、自分が分析した株価より価格が安く放置されていたり、そ
れよりも安くなれば、買い増し。
(ただし、これにはかなりの能力が必要になります)
本日、本文を抜粋させていただきました、徳間書店の『タートル流投
資の魔術』はその他にも、トレーダーがトレードの極意として身につ
けるべきことが、たくさんるので、是非ご自身でも持っておくことが
望ましいと思います。
5月 09
松下誠さんのトレード法をFXウィークリーレポート(FX無料DVDプレゼント)で学ぶ
セーフリッチ FXウィークリーレポート 会員の方限定で、
“自宅から松下誠の指導を直接受ける事が出来る”オンラインセミ
ナーを受講された方の感想(賞賛の声)をご覧になって下さい。
■5ヶ月足らずで資金の100%の利益率達成!
「松下誠さんの教室を受講するまで私はチャートこそ見ていました
が、何の根拠も無く「上がりそう」「下がりそう」などと勝手な思
い込みで トレードしていました。
そのせいで、含み損はだんだん膨れ上がり、利益は薄いものでした。
50万円ではじめたFXの資金は半分になってしまいました。
「これはどーにかいい方法を見つけないと」と、思っているときに
松下誠さん出会う事ができ、私の投資が変わりました。
初めて受講してみて驚いたのは、松下誠さんのセミナーは テクニッ
クやトレード手法ではなく、トレードするときの心理・心構えから
始まるんです。
なぜ含み損を抱えてしまうのか?なぜ利益は早々に確定してしまう
のか?
そんな私の現状にズバッ!!っと答えが出たような気がしました。
それからのトレードは試行錯誤を繰り返しながらですが、損失は限
定的に、利益は大きく伸ばしていけるようになってきたように思い
ます。
そして、精神的にも安心してトレードできています。
それまでは「儲けたい!」というよりも「トレードしたい!」とい
う気持ちが強かったように思います。
毎日買ったり、売ったりしてないと投資している気分になれなかっ
たのだと思います。
教室を受けてからは毎日売買していません。
「ここで買う」「ここで売る」というタイミングをじっと待って
「タイミングが来た」と思ったときに売買するようになりました。
失敗もまだまだ多くありますが、以前のように含み損を膨らませる
こともありませんし 利益を早々に確定してしまうこともなくなりま
した。
売買の回数は少なくなっていますが、利益は以前よりずっと大きく
なっています。
5月に追加で資金投入し仕切りなおし現在(10月時点)、含み益を入
れると利益率100%を越そうとしています。
精神的に楽にトレードしたい人、「トレードしたい」ではなく、
「儲けたい」人、そんな人にとってもお勧めのセミナーです。」
大阪府 W Dさん
もしあなたが、”お金の損失”に対処する勇気があるなら、科学的
な検証や、証明されたセオリーに基づいたリスクを取れる人間なら、
“松下誠のセーフリッチ FXウィークリーレポート”はあなたのた
めの情報です。
↓↓↓↓↓↓
5月 07
FXトレードや株式トレードのルール | トレード法における予想と想定は全く別のものです
FXトレードにしても株式トレードにしても、トレードで利益を上げて
いこうと思うのであれば、予想というものは、あまりしないようにし
てください。
FXトレードにしても株式トレードにしても、あくまで今の相場の動き
から判断して未来の展開を想定して行動する方向性を決めていくよう
にしなければいけません。
両者は、なんとなく似ているように感じるかもしれませんが、予想で
はなく、想定です。
FXトレードにしても株式トレードにしても、投資家は予想ではなくシ
ナリオというものを描くようにするように心がけてください。
そんなことを言うけれど、トレードの予想と想定と何がどう違うんだ
?
という声も聞こえてきそうですね。
でも実際、トレード法における予想と想定は似ているようですが、ま
るで違うモノになります。
“想定”とは、“準備”を伴いますので、例え予期しないことが起こ
っても、その後の対処法があり、大きな問題には至りません。
これに対して、“予想”は一方的な想像に過ぎないので、予期しない
ことが起これば、その後どうなるのかという保障がありません。
保証のない世界に資金(リスク)を投じる事はトレードではなくて、
ギャンブルと同じです。
でも、想定したシナリオに対して準備を行って、想定外の値動きが起
きた時にも、その時の対処法まできっちりと作ってあるトレード法で
あれば、それはトレード(投資)です。
FXにしても株式投資にしても、この世界でギャンブルのようなことを
していれば、資金はいずれ尽きてしまいます。
しかし、FXや株式投資の世界できっちりと投資をしていれば、ずっと
利益を上げ続けることが出来ます。
もちろん相場ですから、想定外の展開が起きた時に一時的に損失を被
る事はあります。
仮に、今の相場展開があなたにとって想定外だったとしても、また今
の展開を元に想定しなおして、シナリオを組み直していくことが出来
れば、利益の出るトレードに変えて行く事は出来るようになります。
だから想定ではなく、予想というものはしないで下さい。
今の市場環境はどうか?上昇トレンドなのか下落トレンドなのか?
あなたが作りあげたトレード法の売りのサインや買サインは出ている
のか?出ていないのか?
あなたが作りあげたトレード法の、リスクの管理は、きちんと出来て
いるか?
あなたが作りあげたトレード法の、利食いや損切りはどこで何時すれ
ばいいのか?
どこで想定を変更するべきか?
チャートだけでも、きちんとした判断するルールを作っているのであ
れば、ファンダメンタルを用いなくても、チャートだけで判断しても
一向にかまいません。
利益が上がるのであれば、それでまったく問題ありません。
私はチャートだけのトレード法のほうが、むしろ、いろいろな情報に
振り回されなくて、個人投資家にはかえっていいようにも感じていま
す。
所詮、大口のトレーダーの集団には、情報戦では勝つことは出来ない
のですから・・・
そう自分で決めてあれば、チャート上に起きている事象で判断して利
益を上げれるようなルールを持ちその判断にしたがっていけばいいと
思います。
そうしなければ、一貫性がないことになります。
予想ではなく、想定によってトレードを作っていくことを心がけまし
ょう。
未来の値動きを想定するのは、トレード法の理論、ルールが必要です
。
ルールに従い、一貫性を持ったトレードを実行していける投資家にな
りましょう。