2010
6月
03

トレード法の原点!『欲望のコントロール』=『破産リスクの管理』

巷では時々『勝率○○%の我社の投資ソフトを使用すれば短期間で
貴方の資産をあっという間に殖やす事が出来ます』と言った文言を
売り文句にした投資ソフトの宣伝を見かけることがよくあります。

確かに現在では、トレード(投資)に関する分析法もコンピュータ
ーの恩恵を受けて、投資ソフトもなかなか良質なものが出ているの
も確かです。

それなのに何故、そのソフトを使用する人たちの全てが億万長者に
なることができないのでしょうか?

実はここに、トレード初心者の方達にとって大きな勘違いを引き起
こしてしまうとても怖い落とし穴が潜んでいるのです。

トレード初心者の方々は、トレードの経験と知識が不足しているた
めに、その投資ソフトの宣伝文句や機能を疑うことなく信じきって
、少しでも早く大金を手にしたいという誘惑にかられて、いきなり
自己資金に対してリスクを取りすぎた、攻撃的なトレードをしてし
まう場合が多いのです。

ところが、機能がいくら進歩したからといっても、予想と言うのは
あくまでも予想の域から出るものではありません。

あくまでも予想ですから、当然はずれることもあります。いえむし
ろはずれることほうが、外部環境の様子次第では相場という世界で
は多くなります。

そうなると、トレード初心者の方々は元々破産リスクに対しての充
分な対策を施していたトレードをしていたわけではなかったので、
その対応は後手後手になり、破産リスクは一気に高まります。破産
とまではいかなくてもトレード資金の減少は一気に高まります。

大金を手にする予定だったものが、いきなり間逆の状況に追い込ま
れてしまうのです。

こういったことは、相場の世界では日常茶飯事におこります。

これはまさに悪夢というほかありません。夢なら早く覚めてくれ~
という感じになります。

では何故このように一気に破産リスクが高まるようなことが起こっ
てしまうのでしょう?

実はこのような状態に陥った時に、一番の問題になってくるのが先
ほどの、『自己資金に対してリスクを取りすぎた、攻撃的なトレー
』という部分です。

これは、自分のトレード資金に対してリスク管理という一番大切な
ことを完全に怠ったがために、自ずから招いてしまった最悪の結果
です。

(リスク管理で代表的なものは、以前にお話した、「損切り」や
「トレード資金の配分」などが挙げられます)

つまり、想定とは逆の現象が相場の世界では常に起こるということ
を、まったく考慮せずに、ただ大金を稼げるということしか考えに
トレードに参加してしまっているということです。

こういうパターンは、トレード(投資)に夢と期待を抱いている、
トレードの初期の頃には、けっこう起こしやすいミスです。

日常の生活上では当たり前に出来ているリスクの管理というものが
、相場の世界では、そういうことをいとも簡単に狂わせてしまう悪
魔(欲望)が潜んでいて、あなたの感覚を狂わせようと待ち受けて
います。

そして、それはある特定の人に限ってだけ起こり得ることではなく
、常に誰にでも起こりうることです。

「自分に限ってそんな馬鹿な真似はしないよ」と思っているトレー
ド初心者の方にもある日突然、それは容赦なく襲いかかってきます

結局はツールがいくら進歩しても、肝心なトレードに参加している
本人がリスクの管理をおこたっていると、破産リスクという隣人は
常にあなたのすぐ隣であなたが、来てくれるのを待っているのです。

欲望のコントロール』=『破産リスクの管理』これはトレードを
行なう際は、これでもかというくらいに常に意識しておくようにし
て下さい。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
6月
01

トレード法の原点はトレードをする際に銘柄を選ぶ作業です

トレード初心者の方は、上手に負ける(上手に損をする)ためにも、
自分の思い込みによる相場観は持たないようにすることを心がけまし
ょう。

あまり経験を積まないうちに、相場観を持ってみても、それはトレー
そのものを難しく複雑にしてしまうだけです。

相場と言うものは、悩めば悩むほど、答えの見つからない迷宮に迷い
込みやすいものなのです。

そのような状況に追い込まれてしまうと、トレードに参加することが
怖くなってしまい、せっかくのチャンスが巡って来ても何も出来ずに
、ただ悪戯に時間を過ごしてしまうことになってしまいます。

ですから、そうならないために自分がトレードを行なう際の得意なチ
ャートのパターンを見つけて、そのパターンが現れたときにだけ出動
するようにするようにしましょう。

そして、それが自分の想定通りに動いてくれなかったら、自分のトレ
ード資金に無理のない損失が出たところで、素早く損切りをしてしま
いましょう。(上手に負ける)

簡単に一言で言ってしまうと、トレードというのはトレードをする際
に悩むことはなくて、銘柄を選ぶ作業をすればいいわけなんです。

相場は、難しく問えば難しく答え、易しく問えば易しく答えてきます

そうです、トレードを複雑で難しくしてしまっているのは、実は、ト
レードをしている本人なんです。

下手な相場観を入れずに、自分の得意なチャートパターンを見つけた
ときに出動するようにすることと(買いと売りのルール)、上手に損
をすること(損切りのルール)さえ出来ていれば、おのずとあなたの
トレード資金と資産は殖えていくようになります。

折角の素晴らしいチャンスを台無しにして、易しい相場を難しくして
いるのは、欲望をコントロールできない自分自身の「心」なのです。

銘柄選択、リスク管理、自分の得意なチャートパターンに従ってエン
トリー、損切り、利食い。

これらは、全て相場観をいれたり感情を入れたりしないようなトレー
ドができるような、トレード法を身に付けていきましょう。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
6月
01

トレードとは勝率にこだわり過ぎないで負け上手になる

勝率自慢をするためにトレードに参加しているのか、相場から本気で
お金を稼ごうとしているのか、相場に参加する前に、まず自分にしっ
かりと自問自答してみる必要があります。

これは、以外にうやむやで混同している人が多いです。

これが、自分の中ではっきりとしないうちは、はっきり言ってトレー
で勝ち続けることはできません。

掃いて捨てるほどの資産を持ち、お金の使い道に困っているような人
であれば、そういった研究に取り組むこともいいでしょう。

しかし、トレード相場)に参加しようとされている多くの方は、そ
のような経済状態ではないと思います。

ですから、勝率にこだわるトレードばかりしていると、必ずあなたの
資産と、トレード資金は底を尽きます。

それは、大多数の相場の参加者の本意ではない筈です。

おそらく、多くの方が、相場に参加してリスクを伴ってもゆとりで暮
らしていくための余剰資金を殖やしたいと思って相場に参加してトレ
ード
という、リスクを伴った行動を選択していると思います。

では、資産を殖やすという目的を達成するためには、どのようなトレ
ードを行なうようにしていけばよいのでしょうか。

目的さえきちんとしていれば、答えは簡単です。

資産を殖やすためにトレードにおいて稼ぎたいなら、取るべきリスク
をきちんと取り、果敢に攻め、そして上手に負けることです。

初心者トレーダー(投資家)が損ばかりしているのは、上手に負ける
ことを知らないからだと思います。

戦国の時代から、戦に勝つための基本で語り継がれてきている言葉に
、戦上手は負け上手というものがあります。

これは相場の世界においても当てはまります。

相場の世界においても、不敗神話など有り得ません。

利益を上げ続けているように見える人にしても、実は小さな負けを何
度となく繰り返しています。

大切なのは最終的な損失と利益のバランスであり、目の前のたったひ
とつの小さな勝ち負けにこだわるべきではないのです。

負け戦を上手に負けておけば、また次があります。

いかに負け戦でトレード資金を温存しておくかが、トレーダーの腕の
見せ所です。

そして勝ち戦(トレード)になったときには、とことん勝てば良いの
です。

勝率にこだわるよりも、上手に負けるということをしっかりと覚えて
おくようにして下さい。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
30

チャートはトレードにおける人間の心理を表す

トレードを行う時には、チャートは企業業績を表すものでなく人の心
を反映しているものだと考えるようにするようにしましょう。

残念なことに世の中には、チャートを参考にしたトレードや投資を否
定される方も存在しています(けっこう名のある方にも存在します)

確かに、企業業績がそのままチャートに反映されるものであるという
概念にとらわれてしまうと、チャートの動きというものは時間的な誤
差を生じることは確かです。

そういう面からチャートを観察するようにしてしまうと、企業業績が
直接反映されていないという理論は確かにあります。

しかし、マーケット(相場)の原動力になっているものの正体はいっ
たいなんなのかようく考えたことがあるでしょうか?

考えてみたことのない人は、ここでもう一度確認をする意味で、考え
てみてください。

そうですね。

いつの時代もトレードや投資に参加している人達の意思(心理)の集
合体なんですね。

そのことを、如実に見せてくれる代表的なものに仕手株といわれるも
のがあります。

この仕手株の動きそのものが、実はマーケット(相場)の縮小版であ
るといってもいいでしょう。

仕手株といわれるものは、企業の業績分析(ファンダメンタル分析)
をされる方々から見れば、その企業の業績や実力から考えて、それだ
けの高値をつけることはありえないものの筈です。

では何故、そのありえない高値をつけたりするのでしょうか?

それは、マーケット(相場)というものが全て人の(意思)心理の集
合体であることにほかならないばかりか、それがマーケット(相場)
の修正だからです。

ですから、バブルも人間が存在する限り必ず周期的に起こりますし、
行き過ぎた暴落というものも必ず繰り返し繰り返し起こります。

現在の相場状況もまったくそうでしょう。

それは特別な出来事ではなくて、自然なことなのです。

したがって、トレードにおいて、チャートを用いる際は企業業績を反
映させているものだと考えるのはやめて、人間の心理や意思を現して
いるものであると、とらえるようにしていくと、トレード(投資)に
おいて、チャートは、欠かすことの出来ない必要なツールだと、あら
ためて感じることが出来ると思います。

そういうことを理解してチャートを眺めていると、面白いように人の
世の移ろいを映し出す映像、或いは物語を見ているように感じるよう
になります。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
22

トレードにおける自己資金の配分と自己資金管理の重要性 | 自己資金の負担にならない損失確定

トレードや投資を始めたばかりの初心者投資家や新米トレーダーが、
時として偶然大きな利益をあげることがあります。

いわゆるビギナーズラックと呼ばれるものです。

これはこれで、損したわけではありませんので大いに喜んで良いと思
います。

ただ、それと同時に今回の勝利はあくまでも偶然の出来事であったと
いうこを、しっかりと自分の胸に刻み込んでおかなければいけません

前回のトレードに気を良くして、次のトレードでは、もっと爆発的に
稼いでやるなどと意気込んで、ビギナーズラックで偶然稼げた時の
レード資金
より、さらに多い、トレード資金をつぎ込もうなどど、け
っして思ってはいけません。

この思考パターンが身についてしまうと、最終的にはマーケットから
の退場を余儀なくされるようになります。

日本人は、トレード投資について教育として学ぶということは非常
に残念なことなことにまずありません。

ですから、トレード投資というものをどうしても一攫千金を一発で
当てるギャンブルのようなものとして捉えています。

確かに、労働対価のように働けば必ず決まった報酬をもらえるという
性質のものとは違い、利益を上げれるときもあれば損を出すときもあ
ります。

しかし、ギャンブルのように資金は全て運任せで、賭けた資金は全て
失ってしまうという性質のものとは違い、トレードにおけるトレード
資金
の管理は自分自身の意思でコントロールすることが可能なもので
す。

しかし、この文の最初に書かせて頂いたようなトレードは、ギャンブ
ルと寸分の違いがないものです。

トレードを行うにあたり、自分の資金量のほとんどを使うようなトレ
ードをしていると、ほとんどの確立でいずれトレードを続行していく
ことが不可能になり、マーケットから退場を迫られることになります

その理由は、そういう形のトレードは、ギャンブルをしていることと
代わりがないからです。

資金量のほとんどをつぎ込んでしまっているせいで、自分の予想とは
反対の動きになってしまった時に、心の余裕もなくなり、冷静な判断
も出来なくなります。

すると、自分にとって都合の良い自己解釈が始まります。「トレード
に参加した頃は、自分の読み通りに動いて、あれだけの利益を上げら
れたのだから、今回も我慢して持ってさえいれば、そのうち上がりだ
し利益になるだろうから、このまましばらく様子をみることにしよう」
と、根拠のない自己解釈が始まります。

最初にトレードに配分したトレード資金が小さければ案外全体の相場
の状況判断が冷静に分析できますから、少ない損ならば人は案外損失
確定という行為ができるのです。

ところが、トレード資金が自分の身の丈にあっていない大きなものだ
ったりすると、人は損を認められなくなり損切りという行為を大切な
タイミングでできなくなります。

その結果、トレード資金の大半を失ってから、ようやく現実を認識し
て、苦痛の絶頂に達してようやく損失確定の決済をしぶしぶするはめ
になります。

本当なら、もっと早く損切りをして、次のトレードチャンスに備えて
いれば、損は少なくてすむし、次のトレードチャンスをものにして利
益にすることが出来ていた筈です。

しかし、身の丈にあったトレード資金を知らずにいることと、損切り
の大切さを軽んじたことが本当の地獄を味わう羽目になってしますの
です。

まとめると、トレード資金配分と自分にとって負けても負担になら
ない損切りのラインを知ってトレードに望むことが出来るようになれ
ば、トレードというものはギャンブルとはまったく違うものであると
いうことです。

トレードにおける自己資金の配分

トレードにおける自己資金の負担にならない損失確定

これはマーケットで勝ち続け生き残っていくうえで、絶対に不可欠な
ものです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
21

マーケット(相場)に徹底的に自分を合わせていく

トレードにある程度馴染んで、ある程度の利益を出せるようになると
、多くの人が犯しやすい過ちがあります。

そこに至るまでは、当然トレード投資に関する知識を自分なりに学
んできたりしているので、利益が上がるようになると、自信であった
ものが、自分でも気がつかないうちに、過信になってしまうというこ
とが起こります。

すると、その過信が「自分ならある程度の相場の先行きを見通せる」
という感覚に落ち入るのです。

予想を立てることが悪だとは言いません(予想はあくまでも予想とい
う範囲に留めておけば)。

いけないことは、その自分の立てた予想に『こだわり』をもってしま
うことです。

これが、トレード投資において、意外に大きく失敗する原因となる
ことが多いのです。

これからトレード投資に参加しようとしている方々に、いつまでも
ずっと肝に命じて忘れないでいてほしいことがあります。

それは、『マーケットは自分の思うように動いてくれるものではない
ということです。

これは単純なことだと思われるかもしれませんが、本当に重要なポイ
ントです。

トレード投資に慣れれば慣れるほど忘れないようにするよう心がけ
ていてください。

「このパターンの値動きになっていれば、これから○○円までは上昇
(下降)する筈だから、多少の相場に異変を感じても、自分は猛勉強
してきて、この前も自分の予想通りの動きをしてくれたから、自分を
信じて持ち続けよう」と自分の予想を過信しすぎて、現象から目を逸
らし少しでも油断をしていると、マーケットはどんどん値動きを予想
とは反対の方向に変えてしまうことは本当に度々起こります。

マーケット相場)は『気まぐれ』なんです!!

ですから、トレーダーにとって何よりも大切なことは、この『気まぐ
れ』なマーケット相場)に自分の予想と違った動きをしても、とに
かくマーケットを軸において、マーケット徹底的に自分を合わせて
いく
ことなんです。

損切りするときには(迷うことなく)素早く損切りして、戦略を変更
する必要に迫られたら、素早く戦略を転換して、思い込みの気持ちを
切り替えて、現象に順応することが成功へのカギを握ります。

結局はどんな局面でもマーケットに順応できる人が利益を伸ばすこと
ができて、自我に縛られてマーケットに素早く順応出来ない人は損失
を大きくしてマーケット(相場)から退場させられてしまうのです。

マーケットに逆らわない

これは、単純なようでいて、本当に大切なことです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
20

想定していた方向と逆に相場が動いた時には素早く【損切り】をする

相場の世界では、およそ約8割の人が、資金量が続かなくなるなどの
理由により、やむなくこの相場のから去っていきます。

では実際に生き残れる人の全てが、退場に追い込まれた人達より、
レード
投資の才能があるかというと、決してそのようなことはあり
ません。

現実に私のような、極平凡な人間でさえ、この相場の世界で生き残っ
ていますので。

確かに中には、本当にトレード投資の才能が図抜けて高い人もいる
とは思います。

しかし、そういう人でも100%の勝ちトレードをしている人は存在しま
せん。

要するに、全てのトレードで、100%勝ちを収めるということではなく
、全体をトータルして勝ちトレードになればいいだけなんです。

相場とう世界から、退場を迫られてしまう多くの人達に見られる共通
点の一つに、その辺の考え方に誤りが生じているのです。

100%の勝率を求めてしまうあまり、自分の予想とは違う方向に相場
が展開し始めてしまっても、100%の勝利を意識するあまり、そこに
起こっている現実から目を背け自分の都合の良いように解釈して、
「自分はあれだけ勉強したんだから、このトレードに誤りがある筈が
ない、いつか必ず想定した通りの動きになる筈だ」と、相場において
絶対にやってはいけない自分流ご都合満足主義で、いつかいつかと願
っているうちに、結局は気がついた時には資金面でも精神面でも取り
返しのつかない状況までいってしまうのです。

しかし、それを回避することは、実際には本当に単純なことで決して
難しいことではないのです。問題があるとすれば、本人のメンタルな
面だけの問題なのです。

では、そういった状況の時は実際にはどのような心構えでいればよい
のでしょうか。

難しく考える必要はまったくありません。

自分の想定していた方向と逆に相場が動いてしまった時には、その時
点で『すぐ』負けを認めて、『素早く損切りをしてしまえばいいの
です。

無理に食い下がろうとする必要はまったくありません。もしそこで強
い伐り返しを見せてきたりするようなことがあれば、自分の出してい
る損は素早い対応により少ないわけですから、トレンドが崩れていな
いことを確認してから、再び参戦すれば良いだけのことです。

ここまでお話しをしても、損切りという行為にまだ抵抗を感じてしま
う人は、是非、次の言葉を頭に刻み込むようにしてください。

相場では全ての取り引きにおいて、100%勝てる人は存在しない
一つ一つのトレードの勝ち負けにこだわり過ぎない

どうですか、気持ちが楽になりませんか?

そうなんです、結局すればいいことというのは、一つ一つのトレード
の全てを勝つ事にこだわるのではなく、全体のトレードでトータルし
て最終的に買っていればいいだけなのです。

このように、ほんの少し考え方を変えるだけで、心にも余裕が出来る
ようになり、取り引きそのものをかなり冷静に出来るようになると思
います。

相場では全ての取り引きにおいて、100%勝てる人は存在しない
一つ一つのトレードの勝ち負けにこだわり過ぎない

とりあえず、この言葉だけはしっかりと頭に刻み込んでおいてくださ
い^^

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
16

明確なトレードルールを持ち、それを実行する意思を持つ

推奨銘柄が外部環境の急激な変化により期待していたように上昇して
くれないような状況になってしまったとします、その突発的な出来事
に対処するために、必要になってくるものが自分なりの投資ルール
しくはトレードルールになります。

別の言い方をすれば、相場状況をが上昇トレンドにあるのか?それと
も下降トレンドになったのか?または、横ばいの保ちあい(調整機関)
にあるのか?

を見極めるための、自分なりのモノサシを持つということです。

あとは、そのモノサシ(投資尺度)なりトレードルールなりを迷うこ
となく実行する決断力と実際の行動です。

もし、あなた自身が、トレードを行うにあたり何のルールも持ってい
なかったとします。

この場合の行動として想像できるのが、おそらく、

「この株は、あの有名なアナリストさんが、推奨してくれた株だから、
日経平均が下落していっても、きっと早いうちに切り返してくるだろ
うから、このままポジションをキープしておこう、そうすれば、今、
出ている損失も0で済むはずだから」

と、自分の都合のいいように解釈をして、淡い期待を抱いて、事実に
目を背け見て見ぬふりをして、自分を納得させようとするのではない
でしょうか。

しかし、相場の現実は、それほど甘いものではないのですね。

一度、全体のトレンドが崩れてしまうと、いくら業績の良い推奨銘柄
でも、その大きな荒波には逆らうことができないのです。

最初の頃の、小さな損失は、やがて取り返しのつかないほどの大きな
損失になってしまっていたということは、ザラに起こります。


あるいは、せっかく自分なりのモノサシ(投資尺度)なりトレードル
ール
を持っている方の場合でも、ズルズルと損失を大きくしてしまう
こともあります。

その場合の原因として想像できるのことは、自分の決めたことに自信
を持てずに損切りをするというアクション(行動)が起こせないでい
るといった感じになります。

おそらくこういうパターンの深層心理では、『少しのお金でも無くし
たくない』という欲が損切りという重要な行動を阻んでいるのだと思
います。

私も、始めて間もない頃は、そんな感じでしたので(汗)

しかし、その決断の遅れが、本当の地獄への入り口になってしまうの
です。

これが、信用で玉を立てていたりなんかすると、もうまさに生き地獄
となってしまいます。

という訳で、まだモノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持って
いないという人は、それを持つようにして、持ったらそれに厳格に従
うようにする。

また、既に自分なりのモノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持
っている人は、小さな欲に翻弄されずに、勇気を持った行動(アクシ
ョン)を起こすようにしましょう。

そもそも、トレード100パーセント勝つということは人間である
限り出来ることではありませんので、その部分にあまりこだわる必要
はまったくありません。

むしろ、その考えに縛られてしまうことが、損失を大きくしてしまう
と言っても過言ではありません。

ですから、やるべきことは本当に単純なことなんです。

損失が少ないうちに、素早くルールに従い損切りする!

そして、そのための、モノサシ(投資尺度)なりトレードルールを持
つということだけなんです。

そこで得られる最大のメリットは、次に訪れる稼げるトレンドの波が
出現した時に、充分な投資資金、トレード資金が確保できていて、そ
のトレンドで、最初の損失など、損失に感じないぐらいに、資金を増
やすことができるのです^^

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
15

キチン・サイクルは、株のトレードに用いやすい指標です

キチン・サイクルは、今までお話ししてきたサイクルのなかでは、
番短期
のものになります。

キチン・サイクルは、おおよそ3~4年周期在庫循環の変動によっ
て、形成される短期循環です。

キチン・サイクルは、1923年にアメリカのキチンが発見したので
、キチンサイクルと呼ばれるようになりました。

この短期のキチン・サイクルの様子をもう少し詳しく見てみることに
しましょう。

それでは、企業の在庫と出荷の伸び率について見てみることにしまし
ょう。

不況期には在庫も出荷も伸び率は低迷します。

そのあと、景気が回復してくると出荷が伸びてきます。

しかし、企業はその時点では在庫を本格的に増やそうとしません。

しばらく時間が経過して、景気が好況局面へ入ってくると、いよいよ
企業は、本格的に在庫を増やしていきます。

しばらくして、好況のときが過ぎると、出荷の伸びが下がり始めます

しかし、企業はその時点ではまだ、それに気が付いていないので、在
庫の伸び率は以前高水準で維持されています。

そのうちに、企業も景気の弱さを認識し、在庫水準を下げていくこと
になります。

ちょっと遅れ気味なんですが・・・・・

そしてとうとう、景気は不況局面に突入して、ちょうどサイクルは一
巡りすることになります。

このように、企業の在庫循環によって、短期の景気循環であるキチン
・サイクルが完成するわけです。

このキチン・サイクル在庫循環)による、景気のサイクルは、その
時の景気の規模により、多少長短異なりますが、この記事の初めのほ
うで多少述べさせていただきましたように、通例3~4年となります。

そのため個別の株価サイクル3~4年程度で一巡りしていくように
なります。

まず、最初に動意づく鉄・化学等素材関連株が景気の回復に伴って、
まっさきに動き出して、続いて電気・精密等製品関連株、景気の山を
越えた後は、金融・電力等金利敏感株
という具合に、その時々の主力
となる株が、順番にサイクルの居所に応じて移り変わって行くように
なるわけです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
2010
5月
14

相場は生き物である

株投資関連の有名な雑誌の中で、著名アナリストさんなどが推奨して
いる、株の銘柄を買って、損をしている方は、以外に多いのではない
かと思います。

これだけ有名なアナリストさんが奨めている銘柄なのだから、買えば
簡単に利益になるだろうと、安易な気持ちで買ってしまうのだと思い
ます。

しかし、現実はそう簡単にはいかないのです。

確かに、アナリストさん達も、時間をかけて銘柄の分析をしてきてい
るわけですから、推奨している株の情報の質がいいかげんで悪いとい
う訳ではありません。

むしろ、時間をかけて精査してくれているということが、逆の結果を
もたらせてしまっていることが多いのです。

相場は生き物である』という言葉を投資に何らかの形で関わってい
る人なら誰でも一度は聞いたことがあると思います。

そうなんです、その言葉通り、相場は生き物のように日々変化してい
るのです。

ですから、アナリストが、精査をしてくれればくれるほど時間という
ものは、当然、経過してしまっているのです。

結果、アナリストが分析した投資情報が、雑誌の記事となり発売され
る頃には、分析してから数ヶ月経ってしまっているのです。

ですから、あなたがある有名な雑誌の推奨銘柄を参考にして、買い
出動した頃には、外部環境になんらかの変化が起こり、下落基調にな
ってしまっていることも起こるのです。

しかし、その情報が有益なことは事実です。

あとは、その有益な情報を使いこなせるようになればいいということ
です。

大切なことは、今、市場がどのような状態にあるのかということを、
分析できるようになることです。

そして、どのタイミングで買い出動して、どのタイミングで撤退すれ
ばいいのかということが、出来るようになれば、タイムラグがあって
も、有益な情報は本当に有益な情報として、活用することができるよ
うになります。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by admin
 ページ 7 / 8  « 最初  ... « 4  5  6  7  8 »

プロフィール

Mr.hiro
Mr. AdSense
サイクル理論を用いたトレード法を
初めて7年になります。
現在のトレード成績はかなり好調です^^
QRcode:home
お得な情報を携帯へお届けします。

最新のレビュー

商材カテゴリー

最近のコメント

タグクラウド

相互リンク

EC-Cube インストール