2010
4月
17

トレード法に影響を及ぼす「認知のゆがみ」①損失回避

トレード法を用いるトレーダーに認知のゆがみによる、損失回避とい
う心理が働くと、トレードに参加しているトレーダーは、儲けを出す
ことより、損失を出さないようにする心理が強くなります。

トレーダーにとって、10万円を失うことと10万円を儲けないことは同
じではありません。

しかし、合理的な観点からすれば、、どちらも総額10万円のマイナス
の交換であって、同じ意味になります。

研究によると、損失を出したときの心理的影響力は、どうやら儲けが
でたときの2倍になるそうです。

トレードの上で損失回避は、トレード法に機械的に従おうとする心理
を妨げる働きをします。

というのも、システムに従ってこうむった損失は、そのトレード法
使って得たはずの利益より大きく感じられるからです。

トレード法のルールに従っているのに損をした時は、チャンスを見逃
したりトレードルールを無視して損を出したときよりも、心に受ける
痛みが強いものになります。

つまり10万円の損失が、チャンスを見逃して儲けそこなった20万円に
匹敵する心の痛みをもたらすのです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
17

トレード法におけるトレードでトレーダーに起こる【認知のゆがみ】

自分が築き上げた、トレード法トレーダートレードを行う際に、
出来る限り、正確にかつ忠実に従おうと、極力努力をします。

ところが、実際に自信をもって築き上げたトレード法を用いて、トレ
ード
に臨んでいるはずなのに、負け組トレーダーの多くの人は、何故
か、そのトレード法のあらゆるサインに従えずに結局は大きな損失を
出したりします。

その理由は、人々がこれまで築き上げてきた処世観(金銭感覚など)
は、もっと単純な環境でなら有用なのですが、トレードの場ではそれ
らが障害となってしまうことがあるからです。

例えば、トレードに参加している負け組みトレーダーの多くが起こす
失敗の例を挙げさせてもらうと、自分のトレード資金に何らかの小さ
な損失が出た時に、その小さな損失を出したくないために、相場の行
方を見誤り、損切りが出来ずに、やがて取り返しがつかないほどの損
失になってしまったりするパターンです。

この場合、小さな損失のうちに、日常生活の金銭を失う感覚をダブら
せてしまった結果、大金を失ってしまうという、せっかく築き上げて
きた、トレード法を台無しにしてしまう最悪の形ですが、本当に多く
負け組みトレーダーが起こしがちな過ちです。

ちょっと、例題にまつわる話が長引いてしまいました。

本題に戻ります。

こうした、トレードの際に起こりがちなトレーダーの現実認識の曲折
を、【認知のゆがみ】と読んでいます。

それでは、トレード法に影響を及ぼす【認知のゆがみ】をいくつか挙
げていきましょう。

■損失回避
トレード法で利益を得るより損失を避けることを優先しようとする傾
向。

■埋没費用効果
これから支払うことになる費用より、すでに支払ったか、支払うこと
が決まっている費用の方を重視する傾向。

■処理効果
利益は早く確定して、損失は出来るだけ見てみぬふりをして、いわゆ
る塩漬け状態のままいつまでも放置しておくトレードの傾向。

■結果偏向
過去のデータや経験より、最近のデータや経験に重きを置くトレードの
傾向。

■係留(アンカリング)
簡単に手に入る情報に頼りすぎる傾向、あるいはそれに縛られる(ア
ンカー)トレードの傾向。

■バンドワゴン効果
あるものごとを、大勢が受け入れているという理由で受け入れる傾向。

■【少数の法則】信仰
少なすぎる情報から、不適切な結論を導き出す傾向。

これが全てと言うわけではありませんが、ここに挙げた【認知のゆが
】の中には、そこから生じた誤算がトレード法によるトレードと価
格に大きな影響を及ぼすものが含まれています。

次回からは、上記したトレード法に影響を及ぼす【認知のゆがみ】を
一つずつ見ていきます。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
16

優れたトレード法は、行動ファイナンスを利用したトレードです

優れたトレード法で、トレードを上手く運ぶコツは、人の心を読むこ
とです。

相場人の心理で構成され、人と言うものは誰でも、希望や恐怖や弱
みを抱えています。

トレーダーは人間の感情からチャンスが生まれるのを、虎視眈々と待
ち構えていなければトレードで勝利することは出来ません。

ありがたいことに明敏な学者達(行動ファイナンスパイオニアたち)
によって、人は意思決定の際に感情に左右されやすいことが明らかに
なりました。

行動ファイナンスという学問分野が脚光を浴びるきっかけとなったの
は、【ロバート・シラー】のすぐれた著書『根拠なき熱狂』という本
でした。

その後、【ハーシュ・シェフリン】が名著『行動ファイナンスと投資
の心理学』で、踏み込んだ考察を行なっています。

この分野の研究のおかげで、トレーダーや投資家は相場の動く理由が
理解できました。

いったい、何が価格を上下させるのだろう?

(価格変動は、ほかのことでは我慢強い人を泣き言の亡者に変身させ
かねない)行動ファイナンスは、売買決定に影響を及ぼす認知的、心
理的要因に着目することで、市場現象と相場動向を説明しようとする
ものです。

この研究により、人は不確実な状況で体系的に過ちを犯すことが解り
ました。

大きなストレスを受けると、人はリスク評価を誤り、リスクの発生率
を読み違える。

金銭的な損得以上にストレスが大きなものがこの世にあるでしょうか?

行動ファイナンスによれば、人はストレスを受けると、滅多に完璧で
合理的な決断を下せなくなると言っています。

成功するトレーダーは、人間のこうした傾向を踏まえ、そこから利益
を得ることが得意なのです。

彼らは、他人の判断ミスが自分にとってのチャンスに繋がるというこ
とを知っていて、自分のトレード法を思う存分活用します。

そして、有能なトレーダーは、そういうミスが相場の値動きにどのよ
うに現れるのかを理解しています。

有能なトレーダーは、そうした部分を逆手にとり、それを利用する
レード法
を確立して、トレード勝ち続けているのです。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
13

トレード法 ④ デイトレード

デイトレードとは、今まで説明してきたトレードのスタイルではなく
て、極めて短時間に行なうトレード全般のことをさします。

デイトレーダーとは、毎日、相場が引ける前にトレードを手じまう
レーダー
のことを言います。

このため、とれーどがを行うことが出来ない時間に大きな事件が起き
て値動きが大きく自分の意図しない方に動いても、デイトレーダーに
は、損失は起こりません。

デイトレーダーは通常、売り待ち・買い待ち(ポジション・トレード)
か鞘取り(スカルピング)、あるいはアービトラージという3つのト
レードスタイルのいずれかを用います。

スカルピングは、かつては取引所のフロアに立つトレーダーだけが使
った特殊なトレードスタイルです。

スカルパーは、ビット(買い呼値)とアスク(売り呼値)の値開き、
すなわちスプレッドで稼ごうとします。

売買注文のバランスを保とうとして売り注文と買い注文を同時に出す
ので、スカルパーは相場に流動性をもたらしてくれるのです。

また、アービトラージは、同一商品、あるいはよく似た商品の価格差
を利用するトレードのスタイルです。

アービトラージのトレーダーは価格ギャップで稼ぎます。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
12

トレード法 ③ スイングトレードの上手な活用法

トレード法として今回紹介する、グトレースインドは、本質的にはト
レンドフォローとほぼ同じ性質のトレード法と考えて頂いても構いま
せん。

違いを挙げるとすると、ターゲットにする相場(市場)の動きが短期
で、その短期に出来上がるトレンドでトレードを行い、利益の確定も
早めに行なう。(短いトレンドの終了と共に)

たとえば、スイングトレードに適しているのは数ヶ月ではなく、せい
ぜい3日から4日のトレード法というところでしょうか。

スイングトレードを利用するトレーダーは、上下どちらか一方向への
大幅な短期的価格変動予測を予想させるパターンを、値動きの中に読
みとろうとする。

スイングトレードを好むトレーダーの中には、5分、15分、あるいは1
時間ごとの値動きをローソク足などで表した、ごく短期のチャートを
好んで使用するタイプの人も多い。

そういう超短期のチャートでは、3日間、あるいは4日間の大きな値動
きが、日足チャートの3ヶ月から6ヶ月の値動きに相当するので、比較
的、短い時間での利幅を稼ぐことも出来る。

しかし、通常のスイングトレードを好むトレーダーの多くは、日足を
用いて、上記したほど短期ではないトレードをすることが多いもので
す。

分足や、時間足を用いるトレーダーは、かなりトレード(法)のレベ
ルが高い人であると考えていいでしょう。

あえて言えば、限りなくプロのトレーダーに近いトレード法を身に付
けている方と言って良いでしょう。

スイングトレードというトレード法を上手に使いこなせるようになれ
ば、短い時間でかなりの利益を積み上げていくことが可能になります

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
11

トレード法 ② カウンタートレンド(逆張り)の上手な活用法

カウンタートレンドとは、市場がトレンドを形成していないときに、
トレンドフォローとは逆のトレード戦略を使って利益を上げるトレー
のスタイルをいう。

カウンタートレンドの戦略を使うトレーダーは、相場が新高値をつけ
たときに買うのではなく、新高値を付けた付近で空売りをします。

またその反対もあり、相場が新安値を付けてきた付近で、買いを入れ
ます。

それはなぜかというと、新高値や新安値というのは、トレンドを形成
しない【だまし】のブレイクアウトであることが、確率的に多いから
です。

しかし、このカウンタートレンドは、トレード法の中でも誤った判断
をしたときに、素早い対応が求められるなど、極めて高等な技術とス
ピードを伴うトレード法なので、これを用いる場合には、ある程度の
相場経験が必要となります。

ただし、短期での利益を求める場合には、とても利にかなったトレー
ドスタイルと言えるでしょう。

くどいようですが、自分の見通しが誤っていると気が付いたときには
(ブレイクアウトが本物である場合)、ブレイクアウトそのものが、
莫大なエネルギーを秘めているため、迅速な対応が求められる、トレ
ード法ということは常に念頭において用いるようにしてください。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
11

トレード法 ① トレンドフォロー(順張り)の上手な活用法

トレード法の中でも多くのトレーダーに知られている代表的なものに
トレンドフォローと呼ばれるものがあります。

トレンドフォローでは、トレーダーは多くは数ヶ月のあいだに起こる
大きな値動きを利用したトレードを行います。

トレンドフォロー派は、市場が過去の最高値、あるいは最安値をつけ
た時に市場(トレード)に参入し、その価格が自分の予測した方向に
大幅に数週間から数ヶ月継続して、大きく値幅がとれたときに利益確
定をして、トレードを終えます。

トレーダーは、トレンドの始まりと終わりを正確に見極める手法を開
発することに多くの時間を費やします。
サイクル理論  ダウ理論など・・・)

面白いことに、効果的なアプローチ法というものは、どれも似たよう
なパフォーマンス持ちます。

トレンドフォローは、全ての相場において、ずっと変わることなく、
大きなリターンを生んできました。

しかし、このトレード法もいくつかの理由から、誰にでも気軽に出来
る戦略とは言い難いこともあります。

第一の理由は、大きな利益を上げられるような、大きなトレンドとい
うものはそうやたらに起こるものではないと言うことです。

このため、トレンドフォロー戦略では、トレードにおいて退出のタイ
ミングをつかめていないトレーダーの多くは、勝ちトレードより負け
トレード
になる確率が高いことは否めない事実です。

上手な損切りが出来ないトレーダーは、平均すると65~70パーセント
負けトレードになっていると考えてもいいでしょう。

第2の理由は、トレンドフォロートレードは、トレンドが出ない時ば
かりか、トレンドが逆転したときにも、損失が出てしまいます。

トレンドフォロー派のトレーダーがよく言う言葉に、『トレンドは友
達、ただお辞儀をされたらおしまい』だ。

トレンドの最後に訪れるお辞儀(急降下)は、損失の面でも大打撃を
受けます。

トレーダーは、その後の損失期間をドローダウンと呼びます。

ドローダウンは通常、トレンド期間が終わってから始まりますが、方
向感のない市場が何ヶ月も続くことがあります。

その時期に、トレーダーが損切りを出来ないまま、トレンドフォロー
戦略をとっていると、その期間は負けトレードが続きます。

一般にドローダウンの大きさは、それが続いた期間(日数、あるいは
月数)と下落幅(普通はパーセントの表記)の二つの数値で示されま
す。

原則として、損切りをしないままトレンドフォローに乗ったままでい
ると、ドローダウンの幅はリターンの水準に近づくこともあると想定
しておくべきでしょう。

つまり年間30パーセントのリターンが望まれるトレンドフォローを用
いたトレードでは、そのままにしておけば、いずれピーク時の口座額
の30パーセントが消える損失期間が訪れると覚悟した方がいいです。

第3の理由は、トレンドフォローでのトレードで、リスクの上限を適切
な水準に設定しても、トレード資金がかなり必要になってくるという
ことになります。

というのも、トレードへの参入価格と、トレードが上手くいかなかっ
た場合に退出する損切り価格との値幅が大きいからです。

乏しい資金でトレンドフォロー戦略を用いると、トレードにおきまし
ては、破産の確立が高くなります。

したがって、これを回避するための方法として提案できることは、
レード
を行なう際のトレードの量を極力小さくするか、自分が想定し
た方向へ、すんなりと値が動かなかった場合には、損失が小さなうち
に、そのトレードから、退出するべきでしょう。

もう一度まとめて言います。

小さくトレードをするか、小さな損失を素早く確定して、次のトレー
のチャンスを待つようにすれば、乏しい個人投資家の、トレード
金でも、トレンドフォロー型のトレードでも充分に出来るということ
になります。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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2010
4月
10

謙虚さこそトレード法を活用するトレーダーにとって最も大切なもの

優れたトレーダーになりたのであれば、トレードを行う時には、自我
を乗り越え、謙虚さを身につけなければなりません。

自分のトレード法に対して謙虚な姿勢を持てるようになれば、相場の
将来を計り知れないものとして受け入れることが出来るようになりま
す。

謙虚になれば、自分のトレード法にうぬぼれずに、相場の未来を予知
しようなどどと、おろかなことはしようとしなくなる。

自分のトレード法謙虚な姿勢でいられれば、トレードが不利な展開
になったり、損失をこうむって相場からの退出を余儀なくされたとし
ても、いちいち腹を立てずに済むようになれる。

トレードに対して謙虚になれれば、単純な概念にもとずくトレード法
を採用できるようになります。

なぜなら、自分が相場において特別な才能があり、周囲の人間とは違
うからといった、自分を特別と感じるための秘密を持つ必要がないか
らです。

うぬぼれは相場に立ち向かう上で、最高の敵となり、やがて相場に食
われます。

謙虚さを、トレードの際に常にもちながら、自分のトレード法相場
に活用することを常に念頭においておくように心がけましょう。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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初めて7年になります。
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