4月 18
サイクル理論のリズムの原理をトレード法に用いる
サイクル理論におけるサイクルのリズムの特徴は、
「上昇をはじめれば、この日まで高くなる」
「下落をはじめれば、この日まで安くなる」
というところにあります。
ただし、目安としてのサイクルの終点を過ぎてからどうなるかについ
ては、目安としてのサイクルの終点の期日を決定する時点では考えな
いとされています。
「考えない」というのは、極端な言い方になるのですが、もっとポピ
ュラーに言えば「変に先回りをしてトレードに参加しない方がいい」
という意味が込められています。
つまり、サイクル理論の上昇トレンド期に
「サイクルの頂点にまで到達したから」といってトレードに参加して
売り玉を建てたり、
下降トレンド期に「サイクルの終点にまで到達したから」といってト
レードに参加して買い玉を建てるといったことをしてはならないとい
うことです。
相場と言うものは、基本的にランダムに動くものですから、必ずサイ
クルの起点や頂点や終点で転換するということはなく、前述したとお
り、その方向への加速・延長されることもあるわけです。
ですから、利喰いや手仕舞いなどの決済ならともかく、出現している
トレンドに逆らっての建玉は禁物となります。
よって、サイクル理論に基ずくサイクルの起点や頂点や終点を過ぎた
後、目の前の相場がどのように変化し、それに伴って自分の定めてい
るトレード法のサインが出てトレンドの変化の兆しを見せているかを
きちんと確認してから、次の手を考えるようにしていきます。
トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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