5月 09
トレーダーと投資家の違い | トレード法の基本
トレーダーと投資家の違いというものは、普段あまり気にかけている
人は、案外少ないのではないでしょうか?
確かにそれを知っていても株の取り引きや、FXなどにそれほど大きく
影響をするものではありませんから、気にかける方も少ないのだと思
います。
ただ、ある程度の知識として、持っていることは邪魔になることでは
ないと思いますので、本日は徳間書店さんが発行しているトレードの
極意書とも呼べるほど、トレードの極意を学べる、『タートル流投資
の魔術』という書籍の一部を抜粋(引用)させてもらいたいと思いま
す。
この書籍は、これから投資やトレードを始めようとしている方々は、
一度は目を通しておいたほうが良いと思います。
以下が抜粋部分になります。
トレーダーと呼ばれる人種は、投資家とどこがどう違うのだろうか。
この両者の境目がしばしばあいまいになるのは、投資家を自称する人
の多くが、実際にはトレーダーのような行動をとるからだ。
投資家とは、数年ないし数十年の長期的な視野に立って、自分の投資
が価値を生むという見込みのもと、「もの」を買って長く保有する人
のことだ。
投資家は、「もの」を、つまり現物を買う。
ウォーレン・バフェットは投資家だ。
彼は企業を買う。
株を買うわけではない。
株が象徴するもの経営陣や、製品、市場シェアをひっくるめた企業そ
のものを買うのだ。
株式市場が、買った企業の「正当」な値段を反映していなくても気に
しない。
逆に、それを自分の儲けに結びつける。
買おうとしている企業が、株式市場のつけた値段よりはるかに価値が
高いと見ればその企業を買い、株式市場のつけた値段よりはるかに価
値が低いと見れば売却する。
お得意のこの方法で、バフェットは巨万の富を築いた。
トレーダーは、企業のような物理的な「もの」は買わない。
穀物や金、銀は買わない。
株式を買い、先物を買い、オプションを買う。
経営陣の資質や、極寒の米国北東部における石油消費量の見込みや、
世界のコーヒー産出量などは、あまり気にかけない。
トレーダーが気にするのは市場価値だ。
突き詰めると、トレーダーはリスクを売買する。
上記のようなことを、しっかりと自分のものに出来ると、「塩漬け株」
と「塩漬け株ではない」状況の違いを自分の意思でわかるようになる
と思います。
トレーダーは、意図しない方向に動いたら、迷わず損きり。
投資家は、自分が分析した株価より価格が安く放置されていたり、そ
れよりも安くなれば、買い増し。
(ただし、これにはかなりの能力が必要になります)
本日、本文を抜粋させていただきました、徳間書店の『タートル流投
資の魔術』はその他にも、トレーダーがトレードの極意として身につ
けるべきことが、たくさんるので、是非ご自身でも持っておくことが
望ましいと思います。
5月 07
FXトレードや株式トレードのルール | トレード法における予想と想定は全く別のものです
FXトレードにしても株式トレードにしても、トレードで利益を上げて
いこうと思うのであれば、予想というものは、あまりしないようにし
てください。
FXトレードにしても株式トレードにしても、あくまで今の相場の動き
から判断して未来の展開を想定して行動する方向性を決めていくよう
にしなければいけません。
両者は、なんとなく似ているように感じるかもしれませんが、予想で
はなく、想定です。
FXトレードにしても株式トレードにしても、投資家は予想ではなくシ
ナリオというものを描くようにするように心がけてください。
そんなことを言うけれど、トレードの予想と想定と何がどう違うんだ
?
という声も聞こえてきそうですね。
でも実際、トレード法における予想と想定は似ているようですが、ま
るで違うモノになります。
“想定”とは、“準備”を伴いますので、例え予期しないことが起こ
っても、その後の対処法があり、大きな問題には至りません。
これに対して、“予想”は一方的な想像に過ぎないので、予期しない
ことが起これば、その後どうなるのかという保障がありません。
保証のない世界に資金(リスク)を投じる事はトレードではなくて、
ギャンブルと同じです。
でも、想定したシナリオに対して準備を行って、想定外の値動きが起
きた時にも、その時の対処法まできっちりと作ってあるトレード法で
あれば、それはトレード(投資)です。
FXにしても株式投資にしても、この世界でギャンブルのようなことを
していれば、資金はいずれ尽きてしまいます。
しかし、FXや株式投資の世界できっちりと投資をしていれば、ずっと
利益を上げ続けることが出来ます。
もちろん相場ですから、想定外の展開が起きた時に一時的に損失を被
る事はあります。
仮に、今の相場展開があなたにとって想定外だったとしても、また今
の展開を元に想定しなおして、シナリオを組み直していくことが出来
れば、利益の出るトレードに変えて行く事は出来るようになります。
だから想定ではなく、予想というものはしないで下さい。
今の市場環境はどうか?上昇トレンドなのか下落トレンドなのか?
あなたが作りあげたトレード法の売りのサインや買サインは出ている
のか?出ていないのか?
あなたが作りあげたトレード法の、リスクの管理は、きちんと出来て
いるか?
あなたが作りあげたトレード法の、利食いや損切りはどこで何時すれ
ばいいのか?
どこで想定を変更するべきか?
チャートだけでも、きちんとした判断するルールを作っているのであ
れば、ファンダメンタルを用いなくても、チャートだけで判断しても
一向にかまいません。
利益が上がるのであれば、それでまったく問題ありません。
私はチャートだけのトレード法のほうが、むしろ、いろいろな情報に
振り回されなくて、個人投資家にはかえっていいようにも感じていま
す。
所詮、大口のトレーダーの集団には、情報戦では勝つことは出来ない
のですから・・・
そう自分で決めてあれば、チャート上に起きている事象で判断して利
益を上げれるようなルールを持ちその判断にしたがっていけばいいと
思います。
そうしなければ、一貫性がないことになります。
予想ではなく、想定によってトレードを作っていくことを心がけまし
ょう。
未来の値動きを想定するのは、トレード法の理論、ルールが必要です
。
ルールに従い、一貫性を持ったトレードを実行していける投資家にな
りましょう。
4月 08
トレード(トレーダー)と投資(投資家)の違い
トレーダーと呼ばれる人たちは、投資家と呼ばれる人達と、どこがどう
違いがあるのでしょうか?
多くのトレーダーと個人投資家の方々は、この両者をまったく同じもの
として捉えている場合が多いです。
この両者の境目がしばしばあいまいになるのは、投資家を自称する多く
の個人投資家が、実際にはトレーダーのような行動をするからです。
本来の投資家とは、数年から数十年の長期的な視野に立って、自分の投
資が将来的に価値を生むという見込みのもと、【もの】を買って長期に
保有する人のことを言います。
つまり、投資家は【もの】を現物を買い保有します。
代表的な人物としてはウォーレン・バフェットが挙げられます。
彼は企業を買います。
株を買うわけではありません。株はいわゆる引き換え券のようなもので
、実際にウォーレン・バフェットが買っているのは、経営陣や製品、市
場シェアをひっくるめた企業そのものを買います。
日々刻々と変化する株式市場が、買いつけた企業の【正当な】値段を反
映していなくても気にしません。
その企業の本来の価値が理解出来ているから出来ることです。
逆に、それを自分の儲けに結びつける。
買おうとしている企業が株式市場のつけた値段より価値のあるものだと
判断すればその企業を買い、株式市場のつけた値段より価値が低いと見
れば、すみやかに売却してしまいます。
ウォーレン・バフェットはこのような方法で、莫大な巨万の富を築きま
した。
トレーダーは、企業のような物理的な【もの】は買いません。
穀物や金や銀などの現物は決して買いません。
ウォーレン・バフェットとは違い、企業は買わずに株式を買い、先物を
買い、オプションを買います。
経営陣の資質や、極寒の米国北東部における石油消費量の見込みや、世
界のコーヒー算出量などは、どちらでもよくあまり気にかけません。
トレーダーが気にするのは、市場価格そのものです。
突き詰めるとトレーダーは、相場で起こる値動きの変化から生まれる、
価格の差益というリスクを売買するのみです。
本来の企業の価値などは、どちらでもよいのです。
そういった意味から、現在の株式市場や為替市場を考えると、実は殆ど
の人が実は投資と思い込んで行なっているものは、投資ではなく、トレ
ードなのかもしれません。