4月 24
サイクルから見たサイクルの下げねじれと上げねじれ | トレード法より
一つのサイクルが【起点】→【頂点】→【終点】と一連の流れを終了
する時、【終点】が再び【起点】となるような動きに、相場が転換し
なければ、それまでの動きは更に、それまでのサイクルの動きに準じ
て、その方向に加速していくようになります。
これが下降トレンド期であれば、サイクルの【終点】まで下落し続け
た相場が【終点】を迎えても下げ止まらなければ、そこから更に下落
速度を加速していくという事態を招きます。
上昇トレンド期であれば、その反対の動きとなります。
そしてサイクルがそのような、動きになるとそれまでの動きが、更に
大きなサイクルの節に到達するまでは、続いていくということになり
ます。
ただし、上昇の延長と下落の延長には微妙な動きの差が出てきます。
上昇トレンドの延長の場合には、さほどそのトレンドの角度を急激に
変化をさせることは、相当なクライマックス場面でない限りありませ
ん。(バブル期の青天井の時など)
しかし、下落トレンドの延長の場合には、多くのトレーダーの不安の
心理が集合して、投げが投げを呼ぶ状態となるので、上昇トレンドの
時のようなクライマックス場面を迎えなくても、角度を急激に変えて
その下落速度を加速していくことが多くなります。
どちらにしましても、サイクルの延長が起こるようなときには、それ
までのトレンドの動きを継続することは間違いありませんので、トレ
ードに読み間違いが生じたと感じたときには、速やかにトレードの手
仕舞いをすることを心がけるようにしてください。
例え、小額の損が出ていたとしても、迷うことなくスッパリと、損切
りを実行するようにしましょう。
サイクルの下げねじれとサイクルの上げねじれが起こるときは、予想以
上に、エネルギーを伴うことがありますので要注意です。
トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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