2010
4月
08

トレード(トレーダー)と投資(投資家)の違い

トレーダーと呼ばれる人たちは、投資家と呼ばれる人達と、どこがどう
違いがあるのでしょうか?

多くのトレーダーと個人投資家の方々は、この両者をまったく同じもの
として捉えている場合が多いです。

この両者の境目がしばしばあいまいになるのは、投資家を自称する多く
の個人投資家が、実際にはトレーダーのような行動をするからです。

本来の投資家とは、数年から数十年の長期的な視野に立って、自分の投
資が将来的に価値を生むという見込みのもと、【もの】を買って長期に
保有する人のことを言います。

つまり、投資家は【もの】を現物を買い保有します。

代表的な人物としてはウォーレン・バフェットが挙げられます。

彼は企業を買います。

を買うわけではありません。はいわゆる引き換え券のようなもので
、実際にウォーレン・バフェットが買っているのは、経営陣や製品、市
場シェアをひっくるめた企業そのものを買います。

日々刻々と変化する株式市場が、買いつけた企業の【正当な】値段を反
映していなくても気にしません。

その企業の本来の価値が理解出来ているから出来ることです。

逆に、それを自分の儲けに結びつける。

買おうとしている企業が株式市場のつけた値段より価値のあるものだと
判断すればその企業を買い、株式市場のつけた値段より価値が低いと見
れば、すみやかに売却してしまいます。

ウォーレン・バフェットはこのような方法で、莫大な巨万の富を築きま
した。

トレーダーは、企業のような物理的な【もの】は買いません。

穀物や金や銀などの現物は決して買いません。

ウォーレン・バフェットとは違い、企業は買わずに株式を買い、先物を
買い、オプションを買います。

経営陣の資質や、極寒の米国北東部における石油消費量の見込みや、世
界のコーヒー算出量などは、どちらでもよくあまり気にかけません。

トレーダーが気にするのは、市場価格そのものです。

突き詰めるとトレーダーは、相場で起こる値動きの変化から生まれる、
価格の差益というリスクを売買するのみです。

本来の企業の価値などは、どちらでもよいのです。

そういった意味から、現在の株式市場や為替市場を考えると、実は殆ど
の人が実は投資と思い込んで行なっているものは、投資ではなく、トレ
ード
なのかもしれません。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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サイクル理論を用いたトレード法を
初めて7年になります。
現在のトレード成績はかなり好調です^^
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