10月 14
ドル・円相場は、15年半ぶりに一時80円88銭を記録しました | サイクルの「ねじれ」の出現を確認
ドル・円相場は、15年半ぶりに一時80円88銭までドル安に進行する
に至りました。
60分足のチャートのサイクルの動きからすると、現在のこの値位置
は、ドル安方向への「ねじれ」を起こしたばかりですので、野田財
務相の牽制発言を実現するような為替介入が実行されて一時的な反
発を見せたりしても、時間をかけて更なるドル安に進行していくと
見ています。
いずれにしても、20世紀の経済の負の遺産を処理して、様々な改革
がきちんと土台を築くまでは、まだまだこの動きが継続していくと
思われます。
もしくは、ある程度のところでドル安方向への進行が止まっても、
その辺りである程度の時間持ち合いを形成するような感じになると
思います。
それにしても、正直なことを言わせて頂きますと、この「ねじれ」
が起きるまで、随分時間がかかったなぁというのが本音です。
当初の予想では、もう少し早くこの局面が訪れると予想していたの
ですが、やや時間的にズレが生じた格好となりました。
話は突然変わりますが、こうした流れを受けて、日本の今後の実態
経済は、いったいどのようになっていってしまうのでしょうか。
非常に気になるところです。
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