10月 13
野田財務相の為替介入の牽制発言とサイクルによるチャートの値動き
ドル・円相場の現在の状況を見ると、60分足のチャートにおいて、
上げの力が働いていることと、野田財務相の為替介入の牽制発言の
恩恵もあずかり、現在のドル・円相場の動きはドル高へ反発できる
形こそ見せていませんが、ドルの最安値付近での持ち合いを演じて
くれています。
ただ、上げの力が働いているにも関わらず、ドル高方向へ反発を見
せる勢いまでは感じることが出来ません。
これで、野田財務相の為替介入の牽制発言にあるように日銀の為替
の介入観測がなければ、おそらくもう少しドル安方向へ崩れていっ
ていくようなチャートになっていたかもしれません。
しかし今のところは、その観測のお陰もあり、再び踊り場で様子を
伺うような持ち合いを形成して息を潜めている感じで推移している
といったところでしょうか。
そして、今回の野田財務相の牽制発言は、日本経済のかなりひっ迫
した状況にあることを考慮すると、日銀による為替の介入観測は、
観測だけにとどまらないと考えられます。
したがって、現在の持ち合いを下へ離れるようなことになると、お
そらく大量の買い支えが入り込んでくると思われます。
(チャート的には「だまし」的な動きなる感じになるかもしれません)
それか、現在の上げの働く時間帯の中で、それが起こるかもしれま
せん。
その辺りの動きを現在のサイクルの動きと重ね合わせてしっかりと
考察していきたいと思います。
もしかすると、このあたりの動きはやや複雑になってくると思われ
ますので、て考えると、介入が起きた場合には、サイクルの動きに
がややばらつきが生じてくるかもしれません。
■トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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