6月 06
相場に実際に参加してトレード法を作り上げる
トレード法(ルール)を身につけるためには先日お話させて頂き
ましたようにいろいろな書物を読んだりセミナーに参加したり、高
額な教材を購入したりして、学ぶことはとても大切なことです(私
はセミナーにはあまり参加しませんが・・・)
しかし、それだけではやはりオリジナルなトレード法というのは、
残念ながら作りだすことはできません。
願望的に言えば、それだけでトレード法を作り上げることが出来れ
ば、懐具合の心配しなくて済むので、そんなに嬉しいことはありま
せん。
しかし、現実の相場というものは、それほど甘いものではないので
す。
やはり実際に相場に参加して、自らの身体に痛みを覚えさせておか
なければ、後々大きな損失を出してしまう確立が高くなります(破
産リスクが高くなる)
そうはいっても、トレード法を作り上げるための相場での実践にお
いて、本当に大きな損を出してしまうわけにはいきません。
そうなると、今後立ち直ることの出来ない本当の痛みになってしま
いますから・・・
そのようなことを起こさないために、絶対に大きな資金(大きなレ
バレッジ)を使ったトレードは避けて下さい(これについては、ト
レード法を作り上げた後も守っていくことになります)
これは必ず守るように肝に命じておいて下さい。本当に笑い事では
済まされなくなってしまいますので。
それでは、トレード法を作り上げるためにはどのようなスタイル
で相場に参加するように心がければよいのでしょう。
もうお分かりですね、とにかく小さな資金で取り引きを行なうので
す。
小さな資金で取り引き(トレード)を行なうことにより、心に余裕
が出来ますから、冷静に相場の動きを観察できますし、何よりも、
失う資金が少なくて済みます。
けれどお金を失うことは確かですから、痛みも実際に味わうことに
もなります。
そうして、書物などで学んだことと、実際の相場に参加することで
得られる相場のリズムを身体に感じながら、実際のトレードを何度
も何度も繰り返し繰り返して、精査・検証・経験していくようにし
ます。
そういう地味な作業が、やがて実を結び、あなたの性質・性格にフ
ィットするオリジナルなトレード法を自分のものにすることができ
ます。
そのような自分を作り上げるために、初心者トレーダーの方が、小
さな痛みを知る(体験しておく)ことは何よりも一番大切なことで
す。
地味な作業で辛くなったり、思い切りトレードをしてみたくなるか
もしれませんが、そのときはグッと気持ちを押さえて、夢を実現し
ている自分の輝く姿を想像して、地味な作業を頑張り抜いて下さい。
その先には、必ずあなたが望んでいる実りが待っています。
トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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