11月 21
外国為替市場 | 今さらながら外国為替市場の意味
外国為替市場とは、その名前の示す通り外貨を交換する取引市場
のことです。
略して外為市場とも呼ばれ、通貨の交換比率が為替相場となります。
「市場」と名はついてはいますが、外国為替市場は全てが相対マ
ーケットで成り立っているので、株式市場のように取引を成立さ
せるための取引所は存在していません。
通常は、銀行と銀行の間で外貨を交換する【銀行間取引】を指し
ますが、その他にも機関投資家、輸出入企業などと銀行との取引
まで含めたような、広範囲に渡る市場を指すこともあります。
以前は電話による取引がほとんどで、それだけで成り立っていた
といっても過言ではありませんが、最近ではコンピューター端末
を利用した取引が主流になってきています。
したがって、外国為替市場という場合の市場というものを考える
時、東京市場という表現は単に時間的な区切りでしかありません。
ですから、月曜日の朝にシドニー市場(日本時間の午前3時頃から)
が始まり、金曜日のニューヨーク市場(日本時間の土曜午前6時)
が終わるまで継続して連鎖的に取引が行われているのです。
※相対マーケットの意味
外国為替市場は、株式市場のように「特定された場所」での取引
は行われません。
金融機関と企業とか、個人投資家がそれぞれ売り手と買い手とな
って、相対(1対1)で交渉して、値段や数量、そして決済の方法
などを決定しています。
こうした一連の取引の流れを相対マーケットと言います。
大まかに言ってしまうと、売買をする当事者同士の合意に基づい
て成立する取引方法のことを指しています。
トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意
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