2010
5月
11

超長期の波動60年程度の割合で繰り返すコンドラチェフサイクル

株式市場にとって好景気・不景気は、当たり前のことですが、とても
大きな影響を与えます。

景気というものは、かなり規則的な循環、いわゆる景気循環を繰り返
しています。

投資家にとっては、この循環の理論を見抜くことが、極めて重要なこ
とになるわけです。

また、この景気循環は、為替、金利からも強い影響を受けています。

ですから、景気循環は、その要因によって種々のパターンがあり、
また長さも異なってきます。

そんななかで、最近の底なしの不景気に一番の影響を与えているのは、
期間という時間軸で推察すると、超長期の波動60年程度の割合
繰り返すといわれる、コンドラチェフサイクルが働いているのではな
いかと考えられます。

このサイクルは、ロシアのコンドラチェフが1922年に発表した、
超長期の景気循環で、革命的な技術革新によって、循環の波動が作り
出されると考えられています。

過去を振り返ると、第二次世界大戦の終わり頃に大底をうち、循環波
動が始まり、コンピューター革命などによって上昇期に入り、
1970年前後のオイルショック期にピークを打って、そこから、
現在に至るまで、ダラダラと下げ続けてきているように思います。

株式市場のチャートを観察していると、ここ何年かの間は、新しい動
きをし始めようとする、フェイント的(だまし)な動きをチョコチョ
コ見せ始めていますが、サイクルの下降局面を跳ね返すほどの力強さ
には、まだ至らないといった感じです。

しかし、技術革新という観点から推察してみると、自動車のエンジン
が、ガソリンから、電気へと移り変わりつつあることは、もはや周知
の事実なわけです。

たしかに、前回のコンドラチェフサイクルの始まりから考えれば、
60年丁度という時間ではありませんが、多少のタイムラグを考慮し
たとすれば、もうあと少しの辛抱で新たな、コンドラチェフサイクル
波動が始まるのではないかと考えています。

いつの時代も、大きく時代が変化しようとするときには、生みの苦し
みという膨大なエネルギーが伴うものです。

おりしも、偶然にも60年近く続いた自民党政権も、国民の血を流す
ことのない、クーデターといってもいいくらいの自浄作用が起きたこ
とにより、新たに民主党が政権与党に収まるという快挙を成し遂げま
した。

こうした、時代の変化を見ていると、やはり新たなコンドラチェフサ
イクル
が始まりつつあるように思えてなりません。

ただ、不思議なことに、このコンドラチェフサイクルというのは、
識者や学界の定説には未だになっていないようです。

しかし、私はこの不思議なサイクルは過去の歴史を振り返ってみても
確実に存在すると思っています。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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