2010
6月
07

トレード法を生み出す苦しみ・トレードが出来なくなる苦しみ

苦しんだからって報われると思っていたら大間違いでしょう。同
じ苦しむにしても、考えて苦しまないと。なにも考えないでただ苦
しんでいても駄目だということですね。こんなに苦しんでいるんだ
からというところに逃げ込んでいたら、いつまでも違う自分は現れ
ない・・・・・

上記の言葉は、イチロー選手が、雑誌のインタビューで
「ピンチの切り抜け方」について質問されたときに答えた言葉です


この言葉は、どんなことをするにしてもメンタル面で全てに共通し
て言えることです。

トレードに関しても、この思考法は絶対的に必要不可欠です。

トレードに参加する初心者さんの多くは、エントリーするタイミン
グについての勉強は、驚く程真剣に勉強はするのですが、損切り
退出)についてのタイミングのことは、あまり重要視せず、そちら
の勉強が手薄になってしまう傾向を多く見かけます。

そのため、買い(売り)の出動の誤算が生じたときは、上手な損切
が出来ずに、大きな損を出して苦しみます。

そして、不思議なことに、次のトレードに参加するときにも、何故
かもっと高度なエントリーの方法はないかと、やはりエントリーに
関する勉強ばかりに力を注いでしまいます。

前回のトレードで大きな損失を出した原因がどこにあったのかをつ
きとめることをしないうちに・・・・・

そして、再び

『これだけ勉強をしたのだから、今度こそ大丈夫だろう』

とエントリーをします。

しかし今回も思うような値動きにならずに、あれだけ勉強したのだ
から、もしかすると、これから予想通りの値動きをしてくれるかも
しれないと、勘違いの過信を持ってしまい、それが仇となってポジ
ションを抱えたまま、損失を膨らませて、苦しむことになります。

そういう傾向を持つ人は不思議と、その次も意地になって、再びエ
ントリーのみの勉強にのめり込みます。そして同じ過ちを繰り返し
苦しみます。

そいうことが何度か繰り返されるうちに、いよいよ追い込まれて、
先ほどのイチロー選手の言葉のように、「こんなに苦しんでいるん
だから、そにうちにきっと・・・」という運任せのような期待に逃
げ込むようになってきます。

しかし、その意識はその初心者の方のトレード法を確立していくた
めの未来を奪うことになります。

それこそ時には勝つこともありますが、負けるときの損失の額の方
が明らかに大きくなり、安定してトレード資金を積み上げていくこ
とは、やはり難しく、最終的には市場からの退出を余儀なくされま
す。

そうならないためにも、最初にトレードに失敗したときに、何が今
回のトレードでいけなかったのか、もしくは足りなかったのかと、
自分の行動を振り返り検討・反省して、いろいろな角度から、その
負けトレードについて苦しみながら考えなければいけないのです。

(苦しむといっても、クヨクヨして落ち込むこととはまったく違い
ますから、その辺は誤解しないようにしておいてください)

基本は一喜一憂しないことです(私の今までの経験ではトレード
勝って利益が多く出たときに喜んで人に話したりすると、不思議と
その次から負けが多くなり、いわゆる「曲がり屋」になるので、現
在では縁起を担いで勝ち負けは出来る限り人に話さないようにして
います)

そうすると、おのずと視野が広がり、その時に自分のトレードで間
違っていた部分、足りていなかった部分を気付くようになってきま
す。

それに気が付くことが出来たら、そのことについて、精査・検証・
経験を繰り返し、自分なりのトレード法を確立していけばいいので
す。

そうして得る事が出来たトレード法を用いることが出来るように
なれば、苦しんだことも報われ、今までと違う思考をもてるように
なった、トレーダーとしての自分を再発見出来ることでしょう。

トレード資金を、ただ漠然と減らしていく苦しみと、そうならない
ための方法を考える苦しみとは、同じ『苦しみ』という言葉でも、
あなたの幸せな未来を考えた時まったく違う意味をもたらします。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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Mr.hiro
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サイクル理論を用いたトレード法を
初めて7年になります。
現在のトレード成績はかなり好調です^^
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