2010
5月
12

クズネッツサイクルは20~25年程度の建設循環

コンドラチェフサイクルによる約60年という長期のサイクルの次に
25年前後サイクルとなる建設需要によって形成される建設循環
あります。

これは1930年にアメリカのクズネッツが発見したので、一名クズ
ネッツサイクル
とも呼ばれています。

例を見てみましょう、日本の建設株はオイルショック以来、長い低迷
の時期に入ることになりました。

しかし、84年に大底を打った後、85年初頭から一転して力強い上
昇局面を迎えて、何度かの暴騰や調整を経て現在に至っています。

これらの暴騰や調整を入れながらの相場は、長期にわたって、きわめ
て大きな振幅を示していますが、ファンダメンタルな面やサイクル
な理論からみると、少しも不思議な、ことではありません。

建設業界の繁栄と衰退は、、建設循環と言われる長期波動の動向に依
存しています。

この建設循環が、先程から述べさせている、アメリカのクズネッツに
より発見されたもので、20~25年程度のかなり長い振幅をもって
いるものです。

クズネッツサイクルと呼ばれています(クズネッツが発見したことに
由来する)

このサイクルがもつ、ある程度長期の期間は、循環の材料となるもの
が、住宅・オフィス・工場・商店等の建築ブームを前提としているだ
けに物持ちが良く、減価償却が長いことから、サイクルはきわめて長
い展開となるわけです。

したがって、好況も長いというメリットもありますが、不況も長いと
いうデメリットもでてくることになります。

日本では明治以来、25年程度のサイクルが、5回確認されています

現在は85年にボトムを打った第6波が90年代の前半にピークをつ
けて、(通常上昇期間は7・8年あるはずですがこのときは、60年
サイクルの下降局面のエネルギーのほうが強く出ていたのが原因と思
われますが、通常より、短期間でピークをつけてしまったように考え
られます)

そこから多少の揺り戻しを示しつつ、ダラダラと下降してきている状
況と考えられます。

そういう状況から推察していくと、これから訪れる建設循環の上昇の
始まりは、コンドラチェフサイクルのボトムとクズネッツサイクル
ボトムが、ほぼ同時に訪れる可能性が高く、驚くような大相場の始ま
りになる可能性も大いに考えられます。

しかも、その日が訪れるのは、そう遠くない未来かもしれません。

それを、暗示しているかのように、世の中には現在生きている人間が
今まで、見たこともないような、天変地異が起きています。

こうした事実を、ただの偶然という言葉だけで、はたして片付けてし
まってよいものでしょうか。

わたしは、いろいろなサイクルの神秘が働いているように思えてな
りません。

トレード法・サイクル理論(松下誠・野川徹)に学ぶFX・株の極意

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サイクル理論を用いたトレード法を
初めて7年になります。
現在のトレード成績はかなり好調です^^
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